きのう(13日)の夜は、愛媛で倉敷集会と
学習運動のことを語りました。
愛媛の自治労連会館。
ここの3階会議室にて18時から。
愛媛学習協の方と、愛媛労連青年部の主要メンバーの
方が集まってくれました!!
50分ほど、私のほうから話を。以下がそのレジュメ。
1。2年に1度行われている、学習運動の全国集会
◇2004年(愛知)、2006年(神奈川)、2008年(倉敷→中止)、
2010年(東京)
◇産業・職種をこえて、あつまる集会(若い世代が半分ぐらい)
2。どんな集会をめざしているか
◇「人は変わる」「心がふるえる」学習運動のだいごみを
◇全国から「集まった」ことを最大限生かす
*活発な交流が起きてくるような、時間・場・しかけ、を
たくさんつくりたい。
*参加者それぞれが、参画し、表現でき、交流できる
ことを全体に貫きたい。書きあうこと、表現しあうこと。
工夫して、化学反応を起こしたい。
*「つながる」ことの大切さ
◇「学習運動にしかできない学びの内容」にこだわって
*チラシをみながら…
3。取り組み状況ー岡山で、全国で
◇現地実行委員会
*県労連のバックアップをうけて。250人×3日間を目標に。
*3日間の運営は、岡山県学習協の蓄積してきた経験と教訓を
ぎゅっと集めて。
*活動のようすは、私のブログの「全国学習交流集会in倉敷」の
カテゴリーにアップ。
◇全国で
*北海道、宮城、福島、神奈川、石川、大阪、広島、島根、
山口、四国、九州…
*『学習の友』でいま毎号集会のページをつくって取り組みを
紹介していますので参照してください。
*47都道府県からの参加をめざす。個人的には九州の底上げをめざし。
*350人×3日間。岡山とあわせて600人規模の集会に。
4。岡山県学習協の運動について
◇学習運動の存在意義について
*学ばなければ、たたかえない。学ばないで強くなった労働組合は
ひとつもない。
*学校もマスコミも主権者教育・労働者教育などしてくれない。
だから労働組合が教育機関にならなければならないが、課題が
多すぎて後回し傾向になる。またそういう専門組織がいるということ。
◇学習協は、存在し、活動しているだけで意味がある
*学習が大事だぞ~というプレッシャーになる
*専従配置がいちばんだが、実質地方組織では無理。
岡山に専従がいるのは奇跡。
*職場や地域で活動する学習活動家をどうつくるかが、大事
→岡山では、ときどき学習運動論・その魅力を学ぶ学習会を
企画している。
→学習運動でしかできない学習会を企画することの大事さ
◇『学習の友』は岡山県で450部(多いところは単組で80部とっている)
◇人が育つのには、ものすごい手間ひまとエネルギーが必要
5。岡山労働学校の特別の位置づけ
-学習運動・学習活動家を育てる場
◇岡山県学習協の17名の役員のうち長久と同じ世代が9名。
*すべて岡山労働学校を通過した人。他にも職場や地域の活動家と
なっている人多数。
*つまり学習運動を担う人を生み出す最大の力に労働学校が
なっている。
◇年に2回開校(5月・10月)現在83期。続けることがいちばんの難しさ。
*毎期、講義+企画で、12~14回のカリキュラム。約2か月間。
*この「カリキュラム量」はぜったいに必要と思っている。
量が生み出す変化。
◇カリキュラム内容は岡山県学習協の責任で決めている。
*情勢、課題、「今どんな学びが必要か」を総合的に判断し、
決めている。
◇受講生の組織は、もちろん苦労の連続
*だいたい最近は20名前後+運営委員という規模。
組織労働者は6~7割ぐらい。
*「時間」「場所」「体力」「お金」の壁。
*多くの困難を乗り越えてでも参加しようと思える「意思」を、
どうつくれるか。つまり魅力。魅力の柱は、「学びの中身
(カリキュラム)」と「仲間集団」。
◇募集活動の中心は、若い人でつくる「運営委員会」
*運営委員のなり手をつくりだし、育てていく活動は、特別重要。
運営委員会の力量で、教室の成否は大きく左右される。運営委員
1人ひとりの成長のために、学習協が責任をもって指導・援助する。
◇“学校”ということにこだわるー「講座」でもなく、「研修」でもなく
*つまり、人間として多面的に成長する場。社会とのつながりを
見つけられる場。「どう生きるのか」という問いに答えられる場。
人間らしさを取りもどす場。
*集団のなかでの、学びあい・高めあい・深めあい・気づきあい・
認めあい。
◇ヒューマニズム(あたたかい&人間くさい)と「ていねいさ」
*参加者を主人公にする、さまざまな工夫。ワンポイント講座、
毎週10数ページのニュース発行、初参加の人への気配りと
声かけ、なごみ交流etc
◇「集まったこと」を最大限生かす仕かけ
ー講義の前後が大事。学習形態・運動文化。
*講義の中身は、もちろん、質の高いもの、参加者の確信となり、
「心のふるえ」を生み出すものを準備する。それは大前提。
地方は講師確保の問題が深刻。
*受講生どうしの交流をいかにスムーズに活性化させるか
(労働学校前半の課題)。討論の進め方や内容。ニュースを
発行することを通しての学びあい・気づきあい。交流企画を
要所で配置。修了文集は必ずつくる。
*集団学習の長所が発揮されれば、「学ぶこと」という、最大
目的の効果もアップ。
◇ただ、労働学校だけが突出して成功するということはない
ー職場・地域での日常活動
さいごに:人が変わる喜び。これこそが学習運動の魅力と醍醐味
以上。
その後、意見交換と感想交流に。
ふむふむなかなか新鮮な感じですな。
愛媛での学習運動の発展に期待!
労働学校もぜひやりたいという熱意を感じました。
そのためにも、倉敷集会にぜひ多くの参加者を
つのろうという話になりました。ありがたいです。
「愛媛から20人は参加したいね」という声も。
お待ちしておりま~す。
懇親会!
3時間以上、わいわいわいと。
愛媛労連は青年部ががんばっています。
楽しそうだ。
まあ、じつは初対面なんだけれど、
Facebookでつながっていた人もいて、
愛媛は身近に感じております。
中四国はひとつ!!
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