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先週末、4年間使っていた携帯が、水難事故で故障し、ついにスマートフォンに替えました。写真機能はかなり充実です。ということで、りくをスマホで撮影してみました。目が、丸くて大きくて青いんです。ふっ ぼくはなんで撮っても被写体がイイから、いつもイケメンだにゃん。カメラアプリで、撮ってみた。おもしろい写真が、これからはたくさん撮れそう。
『友』月イチ読書会2月は9日(木)になりました!岡山県労働組合会議室にて。19時~20時半。参加無料。使うのは2月号。どなたでも参加できます
『学習の友』3月号より、「継承」をテーマに6回の連載を書かせていただくことになりました☆なんか、毎年連載を書かせていただき、感謝です。自分がいちばん勉強になりますからね。さきほど、第1回目の原稿を送りました!さて、編集部からどんなダメだしがくるか・・・。
岡山県学習協のダッシュ企画2日目(21日)は、「大衆的学習教育運動と私」というテーマで、引き続き、労働者教育協会の山田敬男会長をおむかえしての学習と交流でした。参加は13名と、ちょっと少なかった。事前確認では、2日目のほうが多かったのに・・・。さて、この日の学習内容は、ずばり山田会長の学習運動との関わりの歩みを語ってもらおうというもの。会長も、「断片的に話をしたり、お酒の席で話をしたことはあるが、まとまってこういった形で自分のことを話すのは初めて」と言われていました。そして、想像どおり、とてもとても興味深く、またそのなかにも普遍的な学習運動の意義と魅力がわかるお話でした!!いまは科学的社会主義の理論普及の先頭にたつ山田会長ですが、高校時代、好きだった日本史の先生の影響で、高校生までは「右翼的青年」だったんです!教室で民青の学生と対決したり・・・。とにかくそのエピソードがおもしろいおもしろい。大学(早稲田)に入ってからのエピソードも、おもしろすぎです。そしてそのなかに、ベトナム反戦運動や、差別、貧困などの社会問題と出会って、怒りや疑問をもったこと、さまざまな人との出会いと関わりによって、自分の考えが変わっていったことをリアルに語られました。そして、家永三郎さんの裁判のとき、ボディガードとしてつきそい、その家永さんとのエピソードも、たいへん興味深いものでした。学習運動との出会いと、東京労働学校で運営委員と学生に総批判を受けたこと、それを高田求さんに「おめでとう」と言われたこと、労働学校の講師をすることで得られたこと、などなど。そうした自分の歩みと経験をふまえたうえで、いま学習運動に求められている課題・・・。という流れでした。ぜひまとめて活字にしていただきたい内容でした。山田会長のレジュメは以下。1 大衆的学習教育運動と私 ①真実を知ることと人生の転機 ・保守的で右翼的傾向の強かった10代の自分 *大学時代の転機 *人間はかわる ②科学的社会主義をどう吸収してきたか ・ある自由主義者との交流 *歴史を支える人々とは *自由主義者からの提起 ・学習教育運動への関わりと試練 *学生や運営委員からの批判と高田求 *総合基礎教室の担当と科学的社会主義の理解2 今、どのような問題意識を持っているか ①開かれた創造的な科学的社会主義にこだわる ・我々の依拠する科学的社会主義は 「開かれた創造的な科学的社会主義」 *科学的社会主義の基礎理論は、閉鎖的で、硬直化した学説ではない ─人類の知的財産とも言える諸潮流と内在的に格闘し、その成果を 継承し、発展させた科学としての社会主義であり、「開かれた創造的 な理論」 *不断に発展することが特質 *創始者(マルクスやエンゲルス)たちの言説を絶対化して丸暗記 するのではなく、彼らの「科学の目」と「変革の精神」を吸収すること *創始者たちも誤ることがある。常に批判的精神が必要。それが彼らの 精神。真理の反映という視点からマルクス・エンゲルスを評価する。 真理をどれだけ反映しているかが基準 ②人間の可能性と変革にこだわる ・階級的自覚と民主的人格形成 *問われる民主主義的な権利意識と人間観 ③現実の闘いに寄与する開かれた組織 ・学習教育運動組織の性格 *第一に、労働者教育協会や学習組織は、学習教育団体であること。 政治団体でもなく、イデオロギー一般を扱う思想団体でもなく、学習 教育によって「広範な労働者と人民大衆の階級的自覚の形成と発 展」に寄与することをめざす学習教育団体である *第二に、したがって、何をどのように学習教育するかが問われる。 この学習教育内容、学習教育の理論や方法が科学的社会主義に もとづくもの。「科学的社会主義の立場」とはこのことを意味している *第三に、以上のことに賛同できれば、誰でも参加できる大衆的な 運動と組織である。以上。いつものように、感想交流です。参加者の感想は以下。「自分がどう生きてきたかを語ることが、それだけで学習となるんだなと思いました。学んで、知って、変わることが、今生きている1人ひとりに本当に重要だと思います。討論の中で出てきた、閉塞館を打破するために、間違った選択をしてしまう人が多い中で、学習協や民青などで大衆的に学ぶ活動の意味が大きいなと思います」「右翼的から変わった人を身近な同世代議員で知っているので、やっぱりおられるよなーと思った。山田会長が労働学校の講師で、運営委員に総批判され、相談した高田求さんに『おめでとう』と言われた話はよかった。信頼されてるからというのは、そのとおりだと思った。そういう人間関係が大切だと思う。『人間らしさを追求する』というテーマは、今の時代にとても大切なテーマだと思う」「会長の自分史は楽しく聞かせていただきました。豊かな成長をされていると思います。そういう成長をみんなとしていきたいと今でも思います。日々学びを深めたいですが日常におわれる事が多く、昨日・今日と楽しくすごさせていただきました」「人にとって『真実』と『知る』ことは、大切。『批判』とは、方法を考え直す機会、相手を考えるよい機会」「会長のお話、60年代・70年代を思い起こすきっかけでした。『あの頃はあんなこともあったなあ』などなど。さ、前へ進もう!」「科学的社会観の欠如が政治を混乱におちいらせていることを学びました。いい話を聞かせていただきました」「人にはやっぱり歴史があるんだなと、すごく楽しくお話を聞くことができました。人との出会い、転機、人間は変われるんだとあらためて感じました。学習運動の活動をしていての、批判とそれに対する高田さんの答えが、すごく身にしみました。あらためて労働学校、学習運動の大切さ、学ぶことの大切さを知ることができました」「学んで、学んで、自分の限界を越えたい。最近、行き詰まりを感じていますが、何とかそこを越えて行きたい。それが自分の限界を越えることで、成長になると思う」「おもしろい話でした。笑った。節目でめざす人がいるっていいなと思った。仲間の大切さとかあたたかさを感じた。自分も、『あの人みたいになりたい!』と思ってもらえるように。日々学んでいきたい」「真実を知ることが人生をかえる、ということが印象に残りました。自分や周りの若い人をふりかえっても、本当にそうだなあ、と。昨日のお話とも関連して、3.11以降、『本当のことってなんだろう』『真実にもとづいて行動したい』という思いをもつ人は増えていると思います。討論の中で、人によってはその真実が大阪市長の橋下さんが言っていることと感じてしまうこと、複雑な情勢のなかでおこっています。だからこそ、労働学校などの学ぶ場と仲間が求められている、がんばらな、って思いました。先パイのウヨキョクセツありの話をきけるのは若い人にとって貴重な機会ですね」「私は『学習』することのイメージを最初、一定の考えを教えこむ、洗脳することなんじゃないかと、誤解していたことがありました。 でも、山田さんの自分史を聞いて、上に書いたことは学習ではないなと、思いました。たくさんの人に出会って、様々な考えにふれて、議論し、たたかっていく中で、今の山田さんがつくられていることを知って、特定の考えにしばられるのではなく、科学的な考え方を身につけ、みんなで話し合い、よりよい社会、生き方を身につけていくことが『学習』だと思いました。 自分は異なる考えの人と議論をかわすことがとても苦手で日和ってしまうのですが、今ネット右翼だったり橋下支持の人にも学習運動に出会うことが大切だと思うので、労組やたくさんの若い人たちを倉敷集会に誘いたいと思いました」「山田先生の生い立ちの話がものすごく面白かった。真実を知ることによって人は変わる、真実はひとつ(コナンの名ゼリフ)。色々な人との出会いやその人とのやりとりで、事実から運動を作っていくことと、科学的社会主義を学び発展させていくという創造的な仕事に1人ひとりが関わっていくことのすごさを感じた…」以上。2日間にわたってのダッシュ企画でしたが、内容はものすごく充実していたと思います。山田会長も、「若い人が多く、たくさん勉強になった、倉敷集会に向けて期待がふくらんだし、元気が出ました」と語っておられました山田会長、ありがとうございました!2012年、勢いよく、ダッシュします
きのう(20日)は、2012年の学習協のダッシュ企画の1日目でした。なにに向けてダッシュするかといえば、もちろん10月の倉敷集会です☆夜の企画の前に、県労会議と労働者教育協会の山田会長との懇談会。15時半から17時まで、倉敷集会に向けた意見交換や、労働運動と学習運動の協力共同の関係、さいきんの学習活動への問題意識などをざっくばらんに意見交流。すごく良かった! いい懇談会になりました。日常的にこういう機会をつくることが大事だとあらためて思いました。さて、夜の学習会は18時半から。山田敬男労働者教育協会会長の講演、「学習運動の役割と、全国学習交流集会in倉敷の意義」というテーマで、70分間のお話。情勢の特徴、3・11以後の新しい動きと変化、そのなかでの運動の課題、学習運動の役割と意義、倉敷集会成功のために、という感じの流れでした。やっぱりこういう基本的なところを押さえながら、集会への意思統一ができたのは、たいへん貴重でした。組織内向けの学習会でしたので、参加は17名でした。若い人が3分の2ぐらいで、その点では良かったですが、労働組合からの参加がもうちょっとほしかったところです。以下、山田会長の講義の骨子です。1 情勢のいくつかの特徴 ①野田改造内閣の暴走 ・自民党でもできなかった悪政の強行─民主党の「自民党化」 *「社会保障と税の一体改革」、国会議員定数削減、国家 公務員給与削減、TPP問題、原発・エネルギー問題、 普天間基地「移設問題」など *財界とマスメディアの全面支援 ②人間の“いのち”と絆を大切にする社会と政治を求めて ・地域から日本の政治のあり方を問う *政治の民主化と社会の民主主義的成熟 *地域と職場の「民主主義」の掘り起こしと組織 ③国民的共同の前進と国民の動向 ・消費税増税反対が急増 *15日に発表された各紙世論調査 *野田内閣の支持率も続落傾向 ・青年や国民の新しい動向 *増大する「世の役に立ちたい」 *青年のなかで「デモに政治を動かす力がある」と思うが50% *政治にかかりたくない、デモ参加に抵抗感2 当面する大衆的学習教育運動のいくつかの課題 ①「二つの異常」を見抜く情勢論と「そもそも論」の学習 ・総学習運動の推進を *多様なルートから日米同盟の本質を ・重要になっている「そもそも論」の学習 *闘争課題や要求の「そもそも論」 *社会の仕組みに関する「そもそも論」 *生き方に関する「そもそも論」 ・学習教育を妨げるいくつかの問題 *権利意識と社会的関心を解体する「自己責任論」の影響 *学校教育が生み出す「政治的無教養」と集団的自治能力の欠如 ②社会運動の主体形成に貢献する ・政治的主体と社会的主体の形成 *魅力的な活動家の育成 *地域と職場に集団的関係を再構築し、「まともな人間関係」を回復する *社会的主体の形成なしに階級的自覚をもった活動家集団は 生まれにくい *問われる民主主義的な権利意識と人間観 ・職場、地域に「学ぶ集団」をつくることが重要になっている *職場、地域に多様な形で学習会の組織を、職場のイデオロギー闘争 への貢献 *労働学校の重要性、『学習の友』や勤通大の活用 *勤通大の独自の意味3 全国学習交流集会in倉敷を成功させるために ①全国学習交流集会の戦略的意義 ・学習運動を大衆化させた60年代の全国集会 ・運動の再生をめざした21世紀の3回の全国集会 ②岡山倉敷集会に期待されているもの ・歴史的節目となる全国集会に ・プロセスを魅力的な運動に ③全国の仲間の力を結集して全国学習交流集会in倉敷を成功させる以上。講義を受けて、2グループにわかれての感想交流。ちょっと時間が足りなかったかな?楽しく交流できたと思います!さいごに、現地実行委員会の花田実行委員長が、3・11以後の新しい情勢・課題と切り結んで、プロセスを大事にしながら、倉敷集会に向けてがんばろうというあいさつをされました。参加者の感想。「『デモに政治を動かす力がある』と思う青年が50%もいるということ、知らなかった。うれしいことだ。もっと参加したい!と思う青年などを増やす工夫がいる。わかったつもりでいる『そもそも』をみんなで話して学びたい」「運動をしている側の自分たちの中でも、お互いのことを大切に思えなかったり、あたたかい人間関係づくりができていなかったりするので、まずは自分たちがあたたかい人間関係をつくっていって、そこにふれることで仲間に加わってくれるような組織をつくりたい。倉敷の集会でも、その過程や当日に、そういうことが感じられるような取り組みにしたいです」「学習運動ってどういうこと? という根本的なことがあらためて学習できました! そもそも論大事! 魅力のある活動家がたくさんふえるといいなあ☆ 私もそうなりたいなあと思いました。全国集会に向けてがんばります!!」「世代をこえて、ひとつのことをやりとげる大切さと楽しさを味わいたいと思う。学びあえる、そんな全国集会にしたい」「原点にかえることの大切さをあらためて感じました。倉敷集会を成功させ、展望を切りひらいていきましょう」「倉敷集会は伝説の集会となるように、みんなのみんなの力でつくっていきたいと思います。あと自分自身が魅力のある活動家になれる様に学習を頑張っていきたいです」「学習をすることで情勢をつかんで、自分たちがおかれている状況を共有しあいたい。集会が、青年同士が自分を出して、考え、思想、生き方、モットーなどなどを話しあえればいいなと思う」「倉敷集会楽しみ。準備自体が運動というのは、本当にそうだなー!」企画終了後、懇親会。山田会長以外は、若者集団となりました・・・。しかし、山田会長、さすがに学習運動の現場でもがんばっている人だけあって、若者の話題にある程度ついていけてるのがスゴイ・・・!遅くまでおつかれさまでした!
今日(20日)夜のダッシュ企画のために、労働者教育協会の山田敬男会長が岡山にこられています!ということで、日中は、全国集会の下見もかねて、倉敷の美観地区へご案内しました~。会場の倉敷市芸文館まえで。大原美術館前にて。天気が雨にならないでよかった~。山田会長は、20数年前に1度美観地区に観光に来られたことがあるそうですが、今回は久しぶりの2回目。ざっと案内し、倉敷の印象についてお聞きすると、「や~、ものすごいイイですね~ 町並みも落ち着いた感じで、秋の夕暮れなんて、さらにいいんじゃないですか」「場所や会場は最高ですね。あとは内容と参加者だね~」といおっしゃっていました。夕方これから、県労会議との懇談会、夜は学習会です。
10月の全国学習交流集会in倉敷に向けて、現地実行委員会が立ち上がったという記事が岡山県労働組合会議の機関紙(1月15日付)掲載されました(文面は『学習の友』1月号の記事とかなり似ていますが)今月30日(月)には、第2回実行委員会があります。(19時~20時半。岡山市勤労者福祉センター)そして明日とあさって、倉敷集会に向けたダッシュ企画!どなたでも参加できますので、ぜひご参加を
りくは、本当におもしろいヤツです。そして、いちいち絵になります。ブログ読者の方の中にも、りくファンの方がおられるかなと思いますが、最近、ときどきFacebookの「ネコっていいね!倶楽部」に、りくの写真を投稿しているのですが、全国にファン増殖中ですよ。たとえば、この写真についたコメント(もちろん見知らぬ人から)は、「美形にゃん」「大きくて凛々しい目の猫さんですね。うつくしい~☆」これまでの投稿で最高数の「いいね!」がついたこの写真には、「お顔が可愛いですね~」「おぉ~めちゃ美形な猫さんです」「シッポを丁寧に添えてるところがイイ!」「素敵な猫ちゃんです!」などのコメントが! スター街道を歩んでいます。なんと、電話ばんもできるように?? 乾燥しまくりの季節だから、スーチーム保湿で美顔維持にゃん。左前足。なにしてんだか。なにしてんだか。毎日毎日、話題に事欠きません。にくめないヤツ。
岡山の方で、漫画『うさぎドロップ』(全9巻)を持っている人がいたら、読みたいので貸してください!!
きのう(16日)の夜は、『学習の友』読書会でした。県労会議会議室での開催は2回目☆参加は6名と、ちょっとさびしかったですが、そのぶん深い意見交換ができました。読み合わせたのは、「ニーチェの思想で青年は救われるか」(木村孝)「リアルであるための視点―唯物論と観念論」<第3回>(村本敏)つまり、きのうは哲学づくしでした。哲学や現代社会に浸透している思想を議論するのって、学習運動のひとつの醍醐味ですよね。労働組合や民主団体では、しないことはないけど、機会は少ないと思います。哲学学習は、学習運動としても、もっと押し出す分野だと思っています。いま必要な課題ですし。さてさて、話題は、永遠回帰、ジェンダー、武士道、運命論、ルネサンチマン(ねたみや不満、不平、復讐心)、映画論、やさしさとは、などなど。楽しく、盛りあがりました。「議題」がなく、時間全てが意見交流の場。こういうラフで自由な議論の場って、すごく大事ですね。次回も、日程が決まり次第、お知らせします!
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