ソワニエ読書日記7冊目。
以下、つぶやきメモ。
『俺に似た人』(平川克美、医学書院、2012年)

【読んでのつぶやきメモ】
*とてもリアルな私的介護記録。87歳で亡くなった父親を
1年半にわたって介護する。
*これはすごい本。なかなかこういうものは書けない。
高齢化社会の断面を見せつけられた思いもするし、親子
関係について考えさせられもした。医療と介護の諸問題も、
ところどころで鮮明になる。
*だんだん衰えていく身体機能。失われる社会性。せん妄。胃ろう。
*しかし、これはあくまで昭和を生き抜いてきたひとりの父親の
最期を看取っていく、ひとりの息子の物語としても読める。距離
感が絶妙で、読みやすい。
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