『タケ子』もすごく面白かったので、さっそく。
この『Ⅱ』も、抜群。『Ⅲ』は出るのかしら…。
60年代、70年代のエネルギーを感じるし、
その時代をまっすぐに生き抜いた、タケ子の仕事ぶりは、
今を生きる私たちにも刺激が満載。
私は、60年代、70年代に一種の「あこがれ」の
気持ちがあって、運動の高揚(運動の若さ)、連帯のエネルギーなど、
すごく羨ましいと思いながら、この時代のことをみています。
(私たちの世代は、国政選挙で勝つという経験がほとんどないので)
まあ、革新運動だけじゃなく、
社会全体がどんどん階段をかけのぼっている時代でした。
でも、だからといって、「この時代に生まれれば良かった」
ということは思いません。
ぜったいに今の社会のほうが、「全体としては」進歩してるんですから。
『タケ子Ⅱ』にも語られている、女性が働くことへの支援の問題ひとつとっても。
そしてそれは、先輩たちの、タケ子のような、たたかいがあったから。
「昔はこうだった」式の思い出話は、よく聞きますし、
学ぶことも多いので、おもしろいのですが、
でもやっぱり、今の時代を生きていることの素晴らしさを、
年輩の方々には語ってほしいと思います。
そして、革新の高揚の時代以上の変革のエネルギーを、
21世紀のはやいうちに、みんなでつくりあげていきたいと思います。
タケ子のような、スター性をもった活動家や政治家も、
これからどんどん生まれてきますよ、きっと。
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