旧Ⅱ長久啓太の「勉客商売」

４月だ。ドトウの半年間が始まるのだ。

もちろん、
今年は10月に全国集会を控えておりますので、
ドトウの忙しさがまっているのであります。

あと半年にせまってきました！

でも、かなーり、ワクワクしているんです。
いろんなところに要請に行けるし。
新しいつながりも、たくさん生まれますからね。

今回も、2008年同様、九州オルグは行こうと思っています。
九州全県、行きますよ。たぶん7月。

それで、4月21日は広島の倉敷集会実行委員会の
発足があって、行ってきます。
愛媛も、行くことになりそう。
徳島も、ぜひオルグに行きたいなあ。
香川と高知は大丈夫！おまかせします（笑）

山口、島根、鳥取も行くぞ！
あー、楽しみ。


記念講演の講師は、4月中旬に決定予定ですから、
そこからは、メールニュースなどもつくって、
じゃんじゃん発信していきますよ。

完成チラシは、5月上旬頃完成かな。
期待して、お待ちください。

なんといっても、「学習運動らしい集会」
「ここでしか味わえない感動」を、
参加したみんなでつくる集会にしたいと思っています。

10月6日～8日の予定、空けといてくださいね。


＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

さてさて、4月は、
ソワニエの授業も始まるし、
「マルクスの思想を今に生かす講座」（20日）、
岡山県学習協の47回総会（27日）もあって、
どんどん忙しくなります。

5月からは83期労働学校がはじまり、
週末もなにかと忙しそう。
全国集会のオルグも本格化ですね。

もうあとは、一気に突っ走るしかありませんね。


同時に、書きまくりますよ。
blog Twitter Facebook でもじゃんじゃん発信。

先日も、「よく書いてるよね～」と
ある人から言われたんですが、
書くことはまったく苦にならないどころか、
ぼくのいちばん楽しい表現方法ですから、
時間があれば、いくらでも書けますよ。

なんてったって、
学習運動はマイナーな運動なんで、
目立たないといけないし。


ということで、この半年間、
ますますのお付き合い、よろしくお願いいたします

寄りそう医療、花もて語れ

はい、読み終えました。


『被災者に寄りそう医療―震災最前線の絆』
　（稲光宏子著・全日本民主医療機関連合会監修、新日本出版社、2011年）

　ひと言でいえば、民医連すごい、
　ということでしょう。

　４月。民医連に入職する人に、　
　全員贈呈したらどうかな。
　（している院所もあるかな？）

　涙なしには読めません。




『花もて語れ１』（片山ユキヲ、小学館、2010年）
『花もて語れ２』（片山ユキヲ、小学館、2011年）
『花もて語れ３』（片山ユキヲ、小学館、2011年）





いや～　朗読の奥深さに、心ゆさぶられましたよ。

とくに第３巻は圧巻・感動で、
さいご、涙がホロリと出ましたよ。
マンガで泣いたって、かつてないでしょうねえ、たぶん。

貸してくれた、にしもに感謝です。
４巻早く読みたい！

りく、生後７か月。

人間でいうと、中学生ですね、いま。


いろーんな人に、「りく元気？」「りくちゃんかわいいね」
と言われます。全国にファンがいます。

定期的にアップすることが、私の役目のようです（笑）。



さいきん、新聞の上で落ち着くことがあります。
ジャマで読めないんですけど。


めずらしく撮れた、寝顔です。


いよいよ初めての春。
ようやく寒さからも解放されるね。

女職人、住み続ける権利、離島診療所

最近読み終えた本。


『女職人になる』（鈴木裕子、アスペクト、2005年）

　
　いやいや、おもしろかったですねえ。
　職人の世界の新しい変化を感じました。

　そして、彼女たちの仕事への姿勢と
　「そのものへの愛」にふれ、
　たいへん刺激と励みを受けました。



紹介されている職人による手仕事は、
江戸切子、結城紬、東京手描友禅、和裁、
京竹工芸、陶芸、和菓子、岩谷堂箪笥。

教えるものと教えられるものとの
関係性も、興味深かったです。

「女はむかない・できない」と言われた
職人仕事を、きりひらいている彼女たち。
ジャンダーバイアスを取り払う本でもあります。


以下、本書よりメモ。

「ここでも技術を次代に継ぐために若い
人材が必要とされている」

「プロとして技を極めたいならそういう細かい
作業をきっちりこなさないといけない。できる
ようになるまで、ひたすら練習、練習でした」

「先のことを考えるといまでも不安はいっぱい
です。でも、師匠によく言われたのは、『いつ
の時代も、本物は残っていく』ということなん
ですね。技術をしっかり身につけて、つねに
いいものをつくろうという意識を持って作品を
つくっていれば大丈夫だから、まずはとにかく
技術を磨きなさいと」

「ただ、失敗をして師匠に叱られて初めて
気づいたり、身につくことがあります。それは
教科書には書かれていないことだから、
経験しないと絶対にわかりません。それから
技術以外のこと、たとえば、生地の仕入れは
どうすればいいか、問屋さんとはどうつきあ
えばいいかなど、師匠の姿を見ているから
こそ覚えられることがあって、これは自分ひと
りで仕事を始めてから、ものすごく役立って
います」

「教える側も教えられる側もお互いに言葉で
きちんとやりとりしたほうが、技術が正しく
伝わると思うんです」

「『見て覚えろ』的な関係ではなかなか生ま
れないであろう先輩と後輩の間の連帯感、
そして信頼感」



『住み続けられる権利―貧困、震災をこえて』
　　　　　　　　　　　　（井上英夫、新日本出版社、2012年）

　たいへん勉強になりました。
　日本の現状を考えた場合、
　「住み続ける権利」という
　新しい人権が豊かに把握される
　必要があると強く思いました。

　居住権・居住福祉をベースに、
　この権利が実現していく社会にせねば。


以下、本書よりメモ。

「地震は平等に起きるけれども、その被害は
不平等に現われる」

「過疎は人口が少ないのが問題ではなく、
住み続けられないのが問題なのである」

「今は、江戸時代ではなく、日本国憲法第
22条は、『居住・移転の自由』を基本的人権
の1つとして保障している。現代の人権は、
移動の自由のみでなく、生まれ育った地に
住み続ける権利を保障するものでなければ
ならない」

「この自由の保障は、国がその自由の行使を
妨害しないというだけでは足りず、移動しないで
住み続けるための諸条件を満たすという積極的
保障をも内容とするといえよう。その意味で、
労働や所得、医療機関や福祉施設あるいは
交通手段の保障、すなわち健康権や社会保障・
社会福祉の権利、交通権といった権利が保障
されることによってはじめて、『移動しない自由』
も実現されることになる」

「国の政策が『貧困』なのは事実だが、私たち
自身も憲法25条を、社会保障とりわけ生活保護
をあまりに貧しいものとしてとらえてはいない
だろうか。憲法25条はより豊かな内容をもって
いるし、社会保障・生活保護ももっともっと豊かで
いい。金、もの、人という資源を豊かにもっている
日本はそれが実現できないはずはないと思う」



『西表やまねこ診療所』（岡田豊、扶桑社、2009年）


　わたしの沖縄分野の師匠、
　あきやんさんに紹介された本。

　興味深く、おもしろかった。
　離島医療のなかに、本来の
　医療のあり方がありますね。



以下、またもや本書からメモ。

「『自分の限界を知る』ということは『自分の限界を
広げるためにある」

「県内１７ヶ所の離島診療所が『ファーストクラス』
と呼ばれるネットシステムで結ばれ、遠隔診断や
症例の勉強や島医者特有の悩みの解消、意見
交換に役立っている。
　同じ閉鎖環境に置かれた医師同士がつながる
ことで、孤立感の解消につながっている。こうした
離島診療所をバックアップするネットの整備は
沖縄県が初めてだそうだ」

「テレビドラマに出てくるようなスーパードクターは
島には必要ない。
　診療所では本格的な手術はできない。医療機器
もマンパワーも足りない。そんな限られたなかで、
よりよい医療を実践するには、各機関との連携と、
かかりつけ病院としての診療所を住民が盛り立てて
支えていく意識を育むことが重要だ。
　最前線である診療所と後方支援する病院がうまく
連携して初めて成り立つ医療なのだ。何かと孤立
感を深める診療所医師を親病院が支える。一定
レベルの医者が切れることなく診療所をリレーでき
るシステム、どの島でも同等の医療を提供、持続
できるシステムが一番必要なのだ。
　ひとりのスーパードクターが私生活を犠牲にして
成り立つ医療では、その人個人の頑張りで終わっ
てしまう。
　テレビドラマのようにドラマチックではないが、
記憶に残る個別ドラマを患者と作りあげていくのが、
離島診療所なのだ」

東京滞在5時間・・・

きょう（29日）は、往復移動時間７時間、
滞在5時間の東京日帰り…。


きょうは、行きも帰りも、富士山はすばらしく綺麗に見えました。
やっぱり、日本イチの山ですね。美しさも。


11時から、
労働者教育協会にて、全国学習交流集会in倉敷の
事務局会議。
集中して分科会などの議論。

２本ある記念講演は4月中旬に確定予定です。
全体の内容も5月上旬ぐらいには、ほぼ決まるので、
そこからは募集も本格化します。続報をお待ちください。

がんばらなくちゃ！


会議終了後、移動し、
14時に日本医療労働会館へ。
初めて！


なにこれ！！　ずごく立派なビルじゃない！
もっと古いのを想像してたんだけど。
医労連すごいなあ。

医労連書記次長のＨさんと倉敷集会のことで懇談。
また内容が決まったら、こなきゃな。


15時半の新幹線で岡山にとんぼがえり。


夜は83期岡山労働学校の運営委員会でした。
この時期は、ひたすら募集、募集、募集。

まだ通し受講はそんなに増えていないが、
運営委員を中心に、精力的に募集活動が行われていて、
かなり新人さんも来てくれそうな手ごたえを感じています。

4月に入って、こちらもより
チカラをさいていかなければ。

憲法の制定過程とその理念

きのう（27日）は、足守のもみの木保育園での
社会発展史学習会8回目。

明るいうちに来れたのは、久しぶり☆
こんな遊具、あったかなあ？


いつものように、学習前の夕食！
ありがとうございました。


きのうは、
「近代日本のあゆみ（３）－日本国憲法の制定」
という内容。

1945年敗戦までのおおまかな流れ、
あしかけ7年間の占領時代、
日本国憲法はどのように生まれたのか、
憲法の基本構造とその理念、
基本的人権とは、9条の意味、
憲法どおりの日本にするために。

というかんじの中身でした。

あー、久しぶりに憲法をたっぷり語って、
気持ちがよかったです

みなさんのうれしい受けとめ。
やっぱり、憲法学習、
「待ち」ではなくて、「攻め」でやっていこう


さて、社会発展史学習会も、
4月と5月の残り2回。がんばらなくちゃ！

手をとりあって生きていこう

今夜の学習会準備で、たまたま読み返しました。



「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になります」の
フレーズで有名な、
当時（1985年）西ドイツのヴァイツゼッカー大統領の
敗戦４０周年の国会演説。

その全文をおさめた『荒れ野の４０年』（岩波ブックレットＮｏ５５）は、
いま読んでも、ものすごく普遍的。

演説の最後のメッセージを、以下、紹介します。


＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

 われわれのもとでは新しい世代が政治の責任をとれる
だけに成長してまいりました。若い人たちにかつて起こっ
たことの責任はありません。しかし、（その後の）歴史の
なかでそうした出来事から生じてきたことに対しては
責任があります。
  われわれ年長者は若者に対し、夢を実現する義務は負っ
ておりません。われわれの義務は率直さであります。心に
刻みつづけるということがきわめて重要なのはなぜか、こ
のことを若い人びとが理解できるよう手助けせねばならな
いのです。ユートピア的な救済論に逃避したり、道徳的に
傲慢不遜になったりすることなく、歴史の真実を冷静かつ
公平に見つめることができるよう、若い人びとの助力をし
たいと考えるのであります。
　人間は何をしかねないのか――これをわれわれは自らの
歴史から学びます。でありますから、われわれは今や別種
の、よりよい人間になったなどと思い上がってはなりませ
ん。
　道徳に究極の完成はありえません――いかなる人間にとっ
ても、また、いかなる土地においてもそうであります。われ
われは人間として学んでまいりました。これからも人間
として危険に曝されつづけるでありましょう。しかし、われ
われにはこうした危険を繰り返し乗り越えていくだけの力が
そなわっております。

　ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪をかきたてつづける
ことに腐心しておりました。
　若い人たちにお願いしたい。
　他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのな
いようにしていただきたい。
　ロシアやアメリカ人、
　ユダヤ人やトルコ人、
　オールタナティヴを唱える人びとや保守主義者、
　黒人や白人
　これらの人たちに対する敵意や憎悪に駆り立てられるこ
とのないようにしていただきたい。
　若い人たちは、たがいに敵対するのではなく、たがいに
手をとり合って生きていくことを学んでいただきたい。
　民主的に選ばれたわれわれ政治家にもこのことを肝に銘
じさせてくれる諸君であってほしい。そして範を示してほしい。
　自由を尊重しよう。
　平和のために尽力しよう。
　公正をよりどころにしよう。
　正義については内面の規範に従おう。
　今日５月８日にさいし、能うかぎり真実を直視しようでは
ありませんか（拍手）。

三宅良子さんが･･･

午前中、平和委員会の中尾さんから、
「良子さんが亡くなったなあ」と聞き、びっくり仰天。

岡山労働学校でも講師でよくお話いただいた、
三宅良子さんが、24日、亡くなられたそうです。
あわてて見ると、赤旗にも死亡欄に出ていました。

信じられません。まだ79歳。

この方は、ぜったいに100歳まで生きると
思っていただけに、ショックです。

夫さんの正博さんが、ついこの間亡くなられた
ばかりじゃないですか。
なんで・・・。

昨年お会いしたときも、
たいへん元気だったのに。


人の命というのは、つねに死と隣りあわせだということは
よくよく認識していますが、
「まさか」です。ほんとうに

正博さんと良子さんと私の3人で、
何回かランチに行ったこと。忘れません。
学習運動にも、たいへん理解があったお2人でした。

「育児休暇を求める男のデモが起きるまで、
私は死ねない」とおっしゃっていた良子さん。
教育・子どもに関わる運動に、ひたすら情熱を
かたむけ、活動されてい良子さん。
あのパワフルなお姿は、もう見ることができないんですね。


ご冥福をお祈りいたします。

週末あれこれ

土曜日の生協労組の学習会がおわってからは、
いったん事務所に戻りつつ、
18時からアークホテルにて、昨年岡山市議を退かれた
田畑賢司さん崎本敏子さんを囲んでのつどいに参加。


このお2人が岡山市議会にいたことの意味は、
それはそれは大きいものでした。
これからも、たくさん学ばせてください。


私はなぜか岡山市職労の幹部のみなさんのテーブルの
なかに１人だけ「部外者」のように入っていましたが、
となりが前期の労働学校で講師をしていただい小松さんだったので、
いろいろ楽しくお話することができました☆


囲むつどい終了後、電車で中庄まで移動。
県労会議の弓田くんいきつけのバーで２次会。
Ｙ口さんもご一緒に、３人で。



きのう（２５日）は、会報「明日の考察」の
印刷作業と発送準備で、８時から１６時まで
事務所でお仕事。

今月の会報は、
「子育て奮闘中」の力作手記がメイン（なんと18ページも！）。
あとは「マンガ大好き にしもの この一冊を読んでみた」の
新連載もスタートしました。
会員のみなさん、お楽しみに☆（今週届きます）


夕方、帰って、りくとしばしタワムレ…。

かじかじ。


18時から、生協ではたらくうっちーくんと、晩ご飯を食べに。
６月にある生協労組の学習交流企画のご相談。

話はいろいろと展開し、
さらにカフェに。


中庄にあるカフェ。

２０時すぎまで、話題は、
カフェ・民主主義・労働組合・対話・青年部・戦略・人の誘い方
などなど・・・。

うっちーがんばれ！

労働組合の基礎を学ぶ

きょうは、10時半から16時まで
生協労組中四国地連・単組役員・専従者学習会に
講師で行ってきました。


岡山駅西口、オルガ会館5階。20名ほどの参加！
おつかれさまでした！


以下、勉強ばっかりのスケジュール（笑）。

10:30　　　　　　開会挨拶
10:35　　労働組合の生い立たちと発展
11:30　　質疑
12:00　　昼休憩
12:45　　労働組合の性格と任務
13:45　　質疑
14:15　　休憩
14:30　　労働者と労働組合の権利
15:30　　質疑
16:00　　　　　　終了


それぞれ1時間の3回の講義を
すべて担当。質疑応答もふくめると、
すでに今日4時間ぐらいしゃべったかも。
無口のぼくがですよ！

疲れたので、
今日はもう静かにしておこうと思います。


しかし、こうした基礎の学習をすることは、
ほんとうに大切です。
現場の実態や声もたくさん聞けて、勉強になりました。
ありがとうございました！