今日(13日)は、岡山県民医連の6年目職員研修でした。 ◇9条にもとづいた「武器輸出三原則」の世界的評価
各院所から集結。会場は、コンベックス岡山でした。
朝9時半~16時まで、すべておつきあいしました。
参加は約60名だった
みたいです。
9時半から、90分間、
「憲法の言葉を世界的視野で考える」と題して
お話をしました。
とにかく、しゃべりたいことが山ほどあって、
資料だけは充実させました。
予想どおり、後半はバッサバッサと省略を
してしまいました(涙)。
話もまとまりがなく、まだまだ修行が足りません…。
講義後は、1時間ほど、グループごとで
感想交流、討論。
昼食をはさんで
午後は、まずアイスブレイクという
ことで、楽しいゲームで
体を動かしていました。
私は傍観していました(笑)
そして、午後は、
「やさしい言葉で日本国憲法を伝えよう」ということで、
グループワークを行い、模造紙にまとめ、発表していました。
グループごとに創意工夫を
こらし、伝えたい条文を選んで、発表。
かなり面白かったです。
憲法の条文をながめながら、
みなさんでワイワイ。
憲法が身近になったように思います。
さいごに、私がちょこっと
コメントしました。
まる1日、どうもおつかれさまでした。
以下、講義の概要です。
はじめに:日本国憲法は私たちにとって空気のような存在だけれど、それは、
世界史のなかから生まれた憲法であり、人類の理想を凝縮した憲法
一。憲法の言葉を生み出した背景
1。日本国憲法の条文から
◇憲法の基本構造
*最高法規
2。憲法の言葉を生み出した背景
◇1つひとつの条文に、人びとの歴史と思いがつまっている
「今日すべての国の憲法で保障されている基本的人権は、日本国
憲法第97条がいうように、『人類の多年にわたる努力の成果』であ
り、そうした努力の記録が人権宣言である。
…世界各国の人権宣言は、決してたがいに無関係に作られたも
のではなく、それぞれ先人の努力の成果を基礎としてそれにさらに
新しい成果を加えて作られたものである」
(高木八尺・末延三次・宮沢俊義編『人権宣言集』岩波文庫)
◇13条「個人の尊重」-アメリカの独立宣言(1776年)が源流
*憲法の人間観
◇憲法25条も世界史的産物
◇憲法9条は、アジアと世界への「約束の言葉」
*近代日本は、アジア・太平洋で、どんな戦争をしたのか
*憲法前文の2つの「決意」
二。世界に輝かせよう、日本国憲法
1。憲法を使っている世界の人びと
◇アメリカ大統領の就任式
「私、バラク・フセイン・オバマは、合衆国大統領の職務を誠実に
遂行し、全力を尽くして合衆国憲法を維持、保護、擁護することを
厳粛に誓う」(1月20日の就任式で)
◇伊藤千尋『活憲の時代』(シネ・フロント社)より
*大統領を憲法違反で訴えたコスタリカの大学生
*憲法の冊子を買ったベネズエラのお母さんの言葉
「憲法を知らないで、どうやってたたかえというのか。憲法を知ら
ずに、どうやって生きていくのか」
*憲法を活かす世界の人びと
「役所の窓口で役人と話すとき、憲法をかざし、憲法にこう書いて
あるじゃないか、と主張するんです。これが世界の常識なんです。
人々は、日々の生活のルール、その元である憲法を知ることによ
って自分の生きる道を自分で探っていくんです」
(伊藤千尋、前掲書)
◇日本も負けてない
-25条に命をふきこんだ朝日訴訟(人間裁判)のたたかい
2。世界に輝く、憲法9条
◇9条の碑、9条をイメージした歌、9条の映画
・・・理想こそが人々の心をとらえる
◇『5大陸20人が語り尽くす憲法9条』(かもがわ出版)より
090213_001_2_2_2.mp3をダウンロード (後半)
(始まるまで時間がかかるかもしれません)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。