最近読み終えた本。
といっても、あまり読めていない。
松竹さんの本と、あとはソワニエ読書。
労働学校講義のための復習に多くの
時間をとられている。
それはそれで面白いのだけれど、
やらなければいけない学習は、どうしても
「必然性の国」のなかという制約がある。
「自由の国」での学習がしたいと思うのである。
(なんのこっちゃわかる人にはわかると思うけど)
『ルールある経済社会へ』(松竹伸幸、新日本出版社、2004年)
もっと早く読んでおけばよかったと反省。
労働学校の講義にたいへん役だちました。
とくにILOのことは勉強になりました!
ILOの活動や条約づくりにたいする
日本政府の妨害ぶりにびっくりです。
世界の恥ですな。
いずれにせよ、日本の労働運動を発展させなければ、
働くルールを守らせ充実させる根本の力にはなりません。
労働者のみなさん、団結です!
『眠りと目覚めの間-麻酔科医ノート』
(外須美夫、Medical Front International Limited、2009年)
麻酔科医の外(ほか)さんの本は
2冊目です。
麻酔科医の考えていること、「痛み」をめぐる考察、
いろいろと勉強になるなー。
麻酔の発展はすごい。すばらしい。
でも、「痛み」に鈍感にはなりたくない。
『看護時鐘ーのどもと過ぎた熱さをもう一度』
(川島みどり、看護の科学社、2009年)
川島さんのなによりすごいのは、やはりその幅広い
知識と学習量。それが看護実践と結びついて展開
されているので、とても説得力があります。
この『看護時鐘』は、月刊誌「看護実践の科学」に
掲載された短文を1冊にまとめたもの。
現在の看護をとりまく状況と川島さんの問題意識が
よくわかり、いろいろ考えさせられました。
「平和・いのち・看護」の章は、さすがです。
『生によりそう「対話」』(土屋由美、新曜社、2007年)
著者は、商社に勤務後、言語学、教育学などを学び、
現在は臨床心理士。
著者のお父さんが、脳梗塞で言語と身体に障害を
持った経験を、詳細に記録し、「話すこと」を中心に、
その意味を深く明らかにしています。
「医療文化の声」が「特権化」する危険は、
なるほどと思いながら読みました。
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