新しい分析と新しい論理

『核兵器はなくせるか？ Yes,We Can!!』
　　　　　（冨田宏治・高草木博・野口邦和・李俊揆、かもがわ出版、2009年）
を読み終える。


　「新たな動きへの『新しい分析』と
　『新しい論理』が求められています」
　という「はじめに」の言葉のとおり、
　現在の核廃絶運動への理論的指針と
　確信を得られる１冊。　

　オバマ演説が、どういう流れのなかで
　生まれたのか、その背景をつかむことが
　とても大切。そして今年と来年は、
　この運動の大きな飛躍が求められている。


個人的には、「原子力の平和利用と核拡散」の
ところが一番勉強になった。知識がほとんどなかったので。

Comments

[投稿情報: 長久]

佐藤さんはじめまして。
核廃絶の運動に貢献できる学習運動をこの秋に展開したいと思っています。

今後ともよろしくお願いいたします。

[投稿情報: 佐藤 大輔]

お初です。
積ん読になってたのを、読む決心がつきました。
水平拡散を如何に防ぐか。また、そこに抜け道をどう穿とうとするのか。総選挙後が勝負。合衆国は2期目のブレだす前、当面は来年のNYが勝負かと。
　日本の国是とも言うべきものを踏みにじり、同盟強化のもとに傘に入れてあげてるんだから、射点用地と維持管理費持ってね。発射ボタンは今まで通りだから安心だね。
　政策の連続の上で核軍縮を捉えることができる良書でした。