きょう(26日)の午前中は、
ソワニエ看護専門学校で、2回目の講義。
48名全員出席。
最初に読書日記で、『妻を看取る日』を紹介。
その後、先週の感想文の中にだされた質問について答えました。
「働くことのできない障害者については、どう考えたらいいのだろうか」
というもの。
ナチスの障害者絶滅政策や、日本の戦時中の障害者差別。
日本国憲法はどのような人間観をもっているか(13条など)。
25条は、すべての国民に働く権利がある、ということを明記している。
障害者雇用促進法という法律の存在。その実態。
障害者をどうみるかは、私たちの人間観が問われる問題。
労働学校でも講演でお呼びした藤野高明さんの話や、
ダウン症の子どもたちにダンスを教えている牧野アンナさんの話。
日本の障害者政策について(自立支援法について)。
などなど、かなり膨らませて話をしてみました。
今回、調べていて初めて知ったのですが、
障害者の雇用率No1の企業は、「ユニクロ」。約8%。
平均が1.5%(法定義務は1.8%)、2位以下も大きく引き離してダントツです。
柳井さんという経営者の経営哲学が反映しているようです。
学生さんも驚いていた様子でした。
で、きょうの本題は「人間の手について」。
ちょっとあれこれ話しすぎたかなーとも思いましたが、
とりあえず伝えたいことは伝わったかなと思います。
人間だけが、手をつなぐことができる。
その意味を、考え続けてほしい、と思います。
レジュメはこちら→Sowanie teをダウンロード
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。