きのう(5日)、
岡山→東京の新幹線のなかで読み終えた本。
『新 自治体民営化と公共サービスの質』
(尾林芳匡、自治体研究所、2008年)
「官から民へ」「小さな政府」「民間でできることは民間で」
の大合唱のもと、さまざまな手法で、
自治体業務の民間開放が行われてきた。
指定管理者制度、PFI、地方独立行政法人、構造改革特区、
そして市場化テスト・・・。いまの流行(はやり)は事業仕分け。
おおきな背景としては、自治体財政の悪化と、
利益をもとめる財界のパブリックビジネスの要求か。
これまで個々の事例などで知っていた問題なども、
全体のなかで把握でき、整理できた。
そして、自治体職員は、憲法の実践者として、
住民のなかに入って仕事をしなければならない、と改めて。
東京→岡山の新幹線のなかで読み終えた本。
『ぼんやりの時間』(辰濃和男、岩波新書、2010年)
思ったほどは面白くなかったけど、
「質のいいぼんやり時間」「気分転換」「忘れる」「質のいいヒマ」
「散歩の力」「自然にとけこむ」「ひとり時間」
などの大切さについて「そうだよねえ」と、確認する。
「急ぐこと」と「ゆっくりするこ」との、弁証法的統一。
どちらも大事にするからこそ、どちらの質も高まる、と思う。
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