今日(7日)、一気に読んだもの2つ。
おすすめです。
『人間裁判 元裁判官の手記』(NPO法人朝日訴訟の会)
朝日訴訟の会の会員になっている
人には、無料配布みたいです。
私の住んでいるところの闘いですので、
新しいことはどんどん学びたいと思います。
読みたい方は、朝日訴訟の会まで。
で、この冊子ですが、1960年に出された
朝日訴訟の一審勝利判決(浅沼判決)の判決文を
書いた小中信幸さんが、50年間の沈黙をやぶって、
判決文を書いたときの苦労や努力、なにを
判断材料にしていったのか、裁判官としての姿勢など、
ものすごく興味津々の内容でした。
判決原稿の原文を「私の宝物」として、ずっと保管していたということですから、
小中元裁判官にとって、朝日訴訟がいかに特別な裁判であったかがわかります。
こういう真摯な姿勢や考え方の裁判官ばかりだったら、
日本の司法はもっともっとマトモなのになーと思ったり。
わたし、1度日本の司法について、歴史・現状・展望の
つっこんだ学習をしてみたいと思っています。
つづいて、
『前衛』8月号の「学生時代にこそマルクスを」(石川康宏)
他にも読みたい論文ばっかりですが、
まずまっさきに上記のものを読みました。
東京で行なわれた、学生さん向けの講演です。
なんか、想像しちゃうんですよね~。
この講演を聞いた学生さんが、どれだけ
勇気づけられ、パッと目の前が明るく
なっただろうか、って。
「私もかしこくなるぞっ」「やってやるぞ!」て。
石川先生の「学びのすすめ」って、いつも具体的で、
自分の経験ももとにしながら語られているのがすごくいい点だなと。
たんにスローガン的に「学習を大切に!」じゃなくて、具体的に語られることで、
イメージを持ってチャレンジできるんですよね。
学生さんにとっては、論文中盤のマルクスの理論の紹介の
ところは、1回聞いただけでは消化できなかった部分も
たぶん多かったと思いますが、きっと学生さんたちは、
「わからない」ことにワクワクする感覚を持てたんじゃないかなぁ。
私も、岡山の地で、若い人たちに、
自分なりの言葉と接近方法で、どんどん語っていきたいと思います。
石川先生、いつも知的刺激をありがとうございます
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