8月7日(土)の夜のこと。
夕食を終えて、しばしゆっくりと。
21時ちょっと前、部屋の前で、
「長久さん、そろそろ来ますよ」と、民宿のおじさんの声。
「島一周 命のタスキリレー」が、民宿の前の道を
通過するのでありました。
このイベントは、もちろん米軍基地移設反対の
断固とした意志を再度示す目的で、徳之島あげての取り組みでした。
民宿前で、民宿のおじさんと、
「まだきませんねー」と待つ。途中、近所のおじさんも合流。
近所のおじさんと民宿のおじさんの会話は、方言密度が濃く、
まったく何をいっているのか、わかりませんでした・・・。
きました~。先導車がまずやってきました。
野球のユニフォームを着たワカモノたちが、先頭です。
たいまつをもってます。
すみません、私のデジカメ技術では、夜行撮影はこれが限界です。
民宿のおじさんに、「ちょっとぼく一緒に歩いてきます!」と
行って、行進についていく。
民宿のおじさんは、歩く気はなかったようであります(笑)。
10分ほどでしたが、夜道を一緒に行進しました。
けっこうマスコミ関係者も多かったようであります。
地元のラジオ局では、夜通し生中継でこのタスキリレーの
様子を放送していたようであります。
この地点で、タスキリレーの代表者が、タスキの手渡しをします。
島一周で、代表60人によって、このタスキがリレーされたそうです。
7日の夕方4時からスタートし、
8日の朝8時まで、ほんとうに夜通しの「平和行進」でした。約80キロ。
なんでも、最高齢は87歳のおばあちゃんが、2キロ歩いたとか、
ある部落では闘牛も一緒にあるいたそうです。さすが徳之島。
人口約2万5千人の島で、このタスキリレーを一緒に歩いた人は、
なんと3千人にものぼったそうです(主催者発表)。
まあ、このタスキリレーというアピール方法自体も、ユニークで、
徳之島らしい。
まあ、私もそのなかの1人として参加させてもらったのは、
偶然ですが、嬉しい出来事でした。
リレー中継地点で、私は行進から離れ、ふたたび民宿の方へ
歩いて帰ったのですが、道は街灯もなく真っ暗。
おかげで、上を見上げると、もそすごい星の数。満天の空!でした。
こういう夜空を毎日見ながら育つ、徳之島の子どもたちって、
やっぱりその自然観や世界観も、都会の子ともとは違って
くるよなーと感じたり。ほんと、宇宙のなかに、自分はいるんだ!
宇宙というとてつもない広大なものの一部なんだ、
という感覚に、この圧倒的な星空の下にいると、なってしまいます。
そんなことを考えながら、暗い夜道を歩いて民宿に帰り、
しばしゆっくりしつつ、23時30分に就寝。
さて、次の日は、午前中から再び平和行進と、
平和集会への参加です!
つづく。
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