宮古旅で読み終えた本。
けっきょく、2冊しか読めませんでしたが。
『戦場の宮古島と「慰安所」』(日韓共同「日本軍慰安所」宮古島調査団、なんよう文庫、2009年)
戦時中、宮古島には、3万人の日本軍が駐留。
16か所の「慰安所」が設置されていたことが
調査でわかっている(沖縄全体では130か所以上)。
「慰安婦」として連れてこられたのは、圧倒的に
朝鮮の若い女性。宮古の人たちは、彼女たちの
ことを「朝鮮ピー」と呼んでいた。
宮古島の「慰安所の特徴は、住民の居住地の
近いところに設置されていて、「慰安婦」に
させられた女性たちと住民との交流もあったこと。
「兵隊さんが列をつくって待っていた」などの証言や、
「よくアリランの歌を歌っていた」「綺麗な服を着ていた」など。
調査団のねばり強い調査が、
歴史のなかで消されかけていた「記憶」を、はっきりと残してくれた。
『レーニンの再検証-変革者としての真実』(聴涛弘、大月書店、2010年)
レーニンを学ぶと、なんかこう、
失敗を恐れず、変革者としてぐいぐいと
前に向かっていかなきゃ!
という気持ちにさせられます。
また、社会変革の難しさや複雑さ、
党建設の重要性なども、痛感します。
レーニンの精神や姿勢って、
もっと学ばれていいなと思います。
グラムシの国家論のことについても
わかりやすく書かれていて、興味深かったです。
あと、やっぱり哲学学習の重要性。
レーニンは、マルクス・エンゲルス同様、ヘーゲルを深く研究し、
たたかいの武器、行動の指針に発展させた。
哲学学習が、強く求められていると思う。
自分自身、また、わたしたちの運動全体の、大きな課題だ。
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