木曜日(28日)は、80期岡山労働学校の第3講義。
参加は17名でした。今期初参加がこの日も2人。
事前に準備がバタバタしていて(うっかり忘れもあり)、
ワンポイント講座は早島の話以外ほとんど聞けず(汗)。
どんな話だったのでしょうか。
さて、講義は、
「金大中がめざしたもの-韓国現代史(2)」ということで、
おなじみ元高校教諭の徳方宏治さんが講師でした。
映像や写真を駆使しながらの講義は、たいへんわかりやすい!
とくに、光州事件をまとめたDVDは、参加者に強い印象を残しました。
今回は、韓国現代史の後編ということで、
軍事政権下の政治・経済、権力闘争。
そのなかでの民主化運動。とくに1980年の光州事件。
軍事的支配から民主主義への転換。
その原動力としての韓国の人びとのすごい闘い。
民主主義の発展と、南北対話、日韓友好の時代へ。
これらの歴史を通じながら、
そのなかで金大中の活動やめざしたものなどが
語られる構成でした。
ほんとーに、韓国の現代史は、激しくも、おもしろい。
そして、日本では、あまりにもその闘いが知られていない。
韓国の現代史を学ぶことで、
自分たちの国のことを見つめ直すことができるはずなのに。
とても励まされ、学ぶことの多い歴史なのに。
たくさんのことを学び、気づき、考えることができた、
韓国現代史の2回の講義だったと思います。
徳方先生ありがとうございました!
次回(4日)・次々回(11日)は、徳方先生が放つ第2弾!
「ネルソン・マンデラの夢-南アフリカの現代史」です。
こちらも、とっても期待大です☆
グループ討論も、おおいに深めあっていた様子でした。
以下、参加者の感想文のいくつかです。
「韓国の歴史を知りたくて、参加しました。おもしろ
かったです。もと知りたいです」
「おとなりの国なのに、全く知らない歴史があった
のだと知り、なまぬるい民主主義に浸っている
自身が少し恥ずかしくなった。金大中大統領の
言葉が非常に平明でわかりやすいと思います」
「軍事政権って、野蛮だなぁ。こんな歴史をもって
いるからこそ、今の民主主義の政権を勝ちとった
ことを、韓国の人は誇りに思っているんだろうなあ」
「韓国が民衆の力によって今の民主主義の国へ
変わっていったとは知らなかった」
「日本と韓国が友好的な関係になったのが、ごく
最近だったことにびっくり・・・。韓国の人びとの
民主主義に対する強い思いを知ることができて
良かったです☆トラックデモすごい・・・」
「映像でみた光州事件。衝撃でした。やっぱり
軍隊が銃を向けるのは、いつも民衆。
民衆側から見た歴史とてもおもしろい。勇気を
もらいました。1人ひとりが自分の『おかしい』
『なんとかしたい』という思いを行動に移したときに、
歴史は動くんですね。世界史を学ぶ意味って
ここにあるのかも」
「光州事件の映像が本当に衝撃的でした。
ほんの20年ちょっと前まで民主主義がない、
民主化を求めら弾圧・虐殺されていた。この
事実を全然知らなくて、今のドラマとか観光
とかのイメージしかなかったので、もっと歴史を
知りたいです。徳方先生の『弾圧されてきた
歴史があるから人びとが民主主義をきたえら
れている』という話が印象に残りました」
「日本での60年安保はもちろん知らない世代
ですが、韓国の民主化闘争のめまぐるしい
歴史が、私の10代ぐらいの時代に起きていた
のが、ビックリだよー。今の日本は色々な意味で
元気がないから、光州事件や六月抗争のような
デモは考えられないけど・・・そろそろみんな
気づいて行動しようよーと日々思っています。
10年後?あの時頑張って良かったーと歴史に
刻まれる行動をおこしたい!!」
コメント
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