明日までに、『学習の友』の連載の最後の原稿を
送る予定
今回は「集まる」がテーマ。
書きながら、いろいろ思考の深まりがあって、面白い。
イギリスのパブを、題材のひとつに取りあげた。
よく知られているように、世界で初めて労働組合ができたのはイギリス。
しかも、労働者がパブに「集まった」というところに、その源泉のひとつがある。
このことから、お酒好きの労働組合の人で、
「労働組合はパブから生まれた!」
「だからお酒を飲むことが労働運動の本道だ!」「飲み会が大事だ!」
ということを言う人がたまにいる。
しかし、これはかなりの間違いです。
イギリスのパブの空間性と、日本の居酒屋の空間性は、まったく違います。
そこのところを、よく見ないといけません。
パブは、「パブリックハウス(公共の家)」からきている言葉であることからも
わかるように、その地域の人誰もが気軽に立ち寄れ、
情報が集まり交換され、さまざまな集まりが催された空間なんです。
だから、労働者仲間の職場をこえた共通性の理解、問題の共有、
労働者の階級的自覚の“めばえ”が生まれる場であったんです。
おまけに、職業紹介や共済活動や、ストライキの闘争本部にも。
すごい「場」なんですよ、パブは!
これにたいして、日本の居酒屋は、
基本的に知ったものどうしの飲み会空間なんです。
いくら日本の労働者が連日のように居酒屋へおしかけ、飲み語りあかしても、
新しく労働組合は生まれないし、組合員は増えないし、
労働運動は強くなりません。
(労働組合が飲み会をすることをもちろん否定はしませんし、
必要なことであるとは思いますが)
イギリスのパブは、労働者が「集まることの魅力と必要性」を肌で
感じる場であったんです
そのパブの空間性・空気感、そして、その多様な役割。
今後、より深めたいテーマだなと思いました。
書記長さんいつもお世話になります。
そうですね、残念ながら2月号お届けまでお待ちください(汗)。
労働組合はたしかに飲み会多いですよね~。学習運動も多いですけど・・・。
飲みすぎにはお互い注意しましょうね!
投稿情報: 長久 | 2010年12 月18日 (土) 13:53
なるほど! 今年最後の『友』学習会でぜひ使いたい題材ですが、掲載前にもらっちゃマズイですよね。事実、(労働組合パブ起源説とは無関係かもしれませんが)労働組合専従になって以降、飲み会の機会は増えましたね。とりわけ出張の際はダラダラ飲んで、たまに「付き合っとれんな〜」と思うこともあります。
投稿情報: 書記長 | 2010年12 月18日 (土) 03:34
初コメントありがとうございます!
そうなんですよ!パブなんですよ、組合事務所も。
『学習の友』2月号も読んでね☆
投稿情報: 長久 | 2010年12 月17日 (金) 16:34
連日のアップ、お疲れ様です!
初めてコメントします、倉敷のfukutaです!
パブってその起源も居酒屋だと思ってましたが、ビツクリですw
なんか、私の職場も生粋な現代版パブなんだなぁ、と思いました♪
投稿情報: 専従中リハ職 | 2010年12 月17日 (金) 13:32