きのう(22日)、仕事の集中力が完全に途切れた夕方、
何か月かぶりに、事務所近くの本屋さんにでも行こうかと
思い立ち、ふらふらと歩いていきました。
やっぱり本屋さんはいるだけで楽しい。
発見がある。
「こんな本が!」の、宝の山です。
で、そのとき買って、気分転換に読もうと思ったのがこれ。
NHK教育の「こだわり人物伝」
という番組のテキスト(NHK出版、690円)。
紹介されているのは、
「升田幸三―伝説の棋士」
(紹介者/大崎善生<作家>)
と、
「湯川秀樹―物理の荒野のドリーマー」
(紹介者/益川敏英<理論物理学者>)
升田幸三という棋士じたい、今回初めて知ったわけで。
まあ、将棋はそこそこ知っているつもりでしたが…。
独創性、定石(じょうせき)を疑う、人間臭さ、という面で、
たいへん興味深く読みました。
あと枝葉ですが、谷川浩司九段が、解説のところで、
「棋士には『勝負師』『研究家』『芸術家』という三つの
バランスが必要」と言っているところは、納得です。
テキスト後半は、誰もが知っている、
日本人初のノーベル賞受賞者、
湯川秀樹さんを、あの益川さんが、例の毒舌で語っていきます(笑)。
読みごたえ十分。
3月には実際に4週にわたって放映される予定です。
圧巻は第3回目の「アインシュタインとの約束」。
湯川秀樹さんの「平和思想」の源流と軌跡を探ります。
おもしろい!
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。