哲学学習のあいまに、気分転換で読みました。
『百合子 輝いて-写真でたどる半世紀』
(大森寿恵子編、新日本出版社、1999年)
ひと月ほど前に、民主会館内にある
平和書房で買ったもの。
「へ~こんなのがあるんだぁ」て感じで。
写真をふんだんに載せていますので、
文章は少なめ。だからすぐ読めました。
百合子と顕治、やはりすごすぎます。
せっかく百合子全集もらったけど、まだ手がつけれていない。
哲学ものがたり教室が終わってから、夏以降かなあ。
1951年1月21日、51歳で百合子は亡くなっていますが、
身を削りながら最後に書き上げた、小説『道標』。
絶筆となった「道標を書き終えて」の最後の部分が紹介
されていましたが、身震いしました。
百合子の言葉は、
私たちの背中を強く押してくれる力があると思います。
「かつて書いた自身の古典のまわりに
いつまでもうろついていられない歴史の
たたかいのうちに自身を生かしつづけて
ゆくとき、わたしたちは自分の文学作品の
至らなさだけをおそれないで生き、書いて
いいのだというはげましを感じる。わたし
たちの最もゆるぎないはげましは、誰に
とってもあきらかなとおり歴史のすすみ
そのものによる実証である」
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