きのう(19日)の夜は、81期岡山労働学校の第2講義。
参加は17名と、先週に比べて減ってしまいましたが、
フレッシュ新顔さんが複数参加。雰囲気は新鮮でした☆
講義のようす。
この日の講義は、
「人類最初の世界観-神話にみる先人たちの考えかた」。
ギリシャ哲学以前の、アニミズム、神話の話、
そして「人はなぜ物語をつくるのか」という私の問題意識、
そんな内容の話でした。
レジュメはこちら→Shinwaをダウンロード
もちろん、私にとっても初めての講義で、
まとまりや正確さがもう1歩のような気もしましたが、
参加者のみなさんは、おもしろく聞いてくれたようでした。
神話の世界を、積極的側面を中心につかむ、
という立場での講義でした。
このスタンスは、この教室全体を貫いていくつもりです。
講義のあとのグループ討論も、今週からスタートです。
どんどん議論が深まっていく教室になればいいな。
この日も、けっこう盛り上がっていたようでありました。
以下、参加者の感想文の一部です。
「人間の考える力、想像力はすごいな、とあらためて
思いました。昔々から、人がなぜ生まれてなぜ死ぬ
のか? というテーマは考えられ続けているんだなと!」
「神話は物語としておもしろく読んだことはありましたが、
『なぜ神話が生まれたのか』という問いを立てて考えると、
ずっとおもしろかったです。 『なぜ?』『どうして?』
『そもそも…』と人間が考え続けたキセキが神話でも
あるんですね。サンタさんも。歴史的にものを見ることの
楽しさを感じた講義でした。来週が楽しみ」
「火の起源のくだり。神話をつくる昔からすでに人間の
行為が神と自然に対する侵害だと意識していたという
のがおもしろかったです。人間って、昔から人間だったん
だなと思いました」
「『安全神話』の話を聴いて、かつての神話は、人類が
この世界をとらえるために一生懸命考えてさまざまな
仮説を出した創造的なものだったのに大使、今の
『安全神話』はうそやごまかしのためにしか使われない」
「哲学はやはり深かったです」
「昔の人の夢の考え方がおもしろいと感じた。わから
ないなりに考えた結果が特別な霊魂。。。」
「何故という疑問の解として神話が作られたという
ことが面白かった」
「人間が言葉を得て、もっと深く考えていくその工程
がすごい」
「死んだ人が夢に出てくることが“霊魂”という概念に
結びついたこと、口誦されていたものが文字に書かれ
ることによって、議論が生まれ、神話は空想の産物
では? という意識が生まれたことなど、たいへん興味
深く伺いました」
次回(26日)は、
「哲学のふるさと、ギリシャの哲学者たち」です。
ぜひご参加ください☆
なごみは11名が参加。
「行ってみたいところ」をテーマに、あれこれと話。
初参加者のO島さんが、
すばらしい雰囲気をかもしだしていました。
ふとめしんどさんありがとうございます☆
めっちゃ準備がたいへんだけど、すごく楽しい学びです。
ヘーゲルはさすがですね。
第6講義がドイツ古典哲学なので、
がんばって勉強しなくちゃです。
「形而上学哲学学習を乗りこえる」課題に、全力でむかいます!
投稿情報: 長久 | 2011年5 月21日 (土) 13:39
神話の世界を、積極的側面を中心につかむ、という立場での講義でした。このスタンスは、この教室全体を貫いていくつもりです。
大切な視点ですね。ヘーゲルは哲学史は「阿呆の画廊ではない」といっています。
人間の思考方法(哲学)がまさに弁証法的に発展してきた歴史が語られることを期待してます(大変だけど)
唯物論◎ 観念論×
弁証法◎ 形而上学×
というようなまさに「形而上学」哲学学習を乗りこえるときです。
投稿情報: ふとめしんど | 2011年5 月21日 (土) 10:12