ソワニエ読書日記4冊目。
『看護における癒し-患者の心に寄りそう実践知』
(森田敏子、金芳堂、2000年)
【読んでのつぶやきメモ】
*10年前の本。いまはもっと「癒し」がさかんに言われている
時代になっている。
*社会的に「癒し」が注目され、使われはじめたのは、
1990年代の半ばから。
*とても広い意味がふくまれる言葉(概念)。ちょっと軽く使われ
すぎの側面も。
*たとえば、「癒し系」なんて言葉が使われ始めたのも最近か。
*長久の「癒し」を考えてみた。
・音楽、好きな小説を読む、島旅、自然とふれる、猫、カフェ、
美術館、映画etc
*「“癒し”とは相互関係性でもあり、生の意味づけでもある」(P37)
*看護にとっての「癒し」・・・
・「患者の話しを傾聴する」
「患者の傍らにいて見守り、孤独にさせない」
「患者の手を握り、背中や足をさすり触れ合う」(P50)
*「癒し」に関する用語
・「やすらぎ」「あたたかさ」「いたわり」「安堵」
「落ち着き場所がある」「心の平静」「ゆったりとした気持ち」
「人と人の絆」「安心」「信頼」(P77)
*「癒し」を扱った、また分析したさまざまな著書などからの
紹介が多い。
*読みやすい本とはいえないが、これからの時代のキーワードの
1つになるであろう「癒し」を考える材料にはなると思います。
コメント
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