きのう(16日)は、81期岡山労働学校の第6講義。
雨の中、14名が参加。ありがとうございます!
講義は、
「資本主義を生み出す力となった思想・世界観 その2」。
前回、ルネサンスや、
コペルニクスの地動説の提唱の意味、
真理を求める自然科学者たちのたたかい、
についてふれましたが、
革命期の哲学にはふれられず。
カリキュラムを1回遅らせての、続き講義です。
前半は、
イギリスのベーコンと、
フランスのデカルト。
2人の唯物論者についてふれました。
後半は、
イギリス革命ではロック。
フランス革命ではディドロを中心に。
とにかく、この時期はたーくさんの哲学者・思想家が
いますが、それをみんな紹介することは不可能だし、
よりしぼって、その人の生き方とか、考えを深めたほうが、
だんぜん面白いわけで。そういうスタンスです。
あとは、いまの日本の変革の課題に結びつけて
考えられる「学び」にしようと、つねに心がけています。
最後の「補論」では、現代日本の思想闘争についてふれました。
フランスの啓蒙思想家たちのたたかいは、
すごく今の私たちを励ますものですね。それを感じました。
レジュメはこちら→Sonohiをダウンロード
来週は、ドイツ古典哲学。
難解です。物自体とか、絶対理念とか、でてきます。
たぶん、もやもやします(笑)。
でも、そのもやもやのなかに、特別の輝きが。
ついに、本格的に弁証法を語りますよ~
グループ討論のようす。
感想文はこちら。
「ディドロの信念をつらぬく姿。知の力は現代
に通じる。伝える力をもっと身につけたい」
「いま現在いろいろな問題やひずみが生まれ
ている資本主義。資本家たちは、封建的な
社会の中では変革者だったんだなーと。歴史は
こうやってより良く、より良くなっていくのかなあ
と思いました。次の変革者は労働者なのかしら?」
「多くの思想家たちの歴史(知的遺産)があって
現在がある。今までの講義は霧状態でしたが、
今日やっと晴れた感じがします。ヒットは、ディドロ
と『百科全書』。執筆者の中から特権階級を閉め
出したこと。人類の幸福に思いをめぐらそう。
知識を良くも悪くも使うのは、人間なんだなあ」
「“知的共同戦線”。真実を知り、周りの人々に
伝えていくこと。マスメディアとのたたかい。
フェイスブック…。私達も声をあげよう!」
「変革の時代にこそ、唯物論が必要とされる
という発言に、感動しました。ブルジョア革命を
準備する時代に、知識を力として、新しい常識
をつくりあげていった」
「今日の講義はすっごくおもしろかったです。
なんか燃えてくる感じ。世の中が変わるとき、
唯物論が必要となる、というのは、今までの
講義をふりかえっても納得ですな。
ロックの『なぜ権力が存在するのか?』と問え
たこと自体が、ディドロの新しい社会のために
必要なのが新しい知識が、という情熱がすごい。
学問的精神は大事! 私も今の日本でがんばろー」
「変革期の哲学は唯物論、の話が印象的でした」
「ベーコンは夢を語っているように感じるが、ブル
ジョア革命に入ってくると、現代の社会の明暗が
見えてくる。それぞれの時代をいい方向にする
ために考えられた人たちは、本当にすごいなと
感心する。ディドロは特にすごい」
以上。
なごみには、7名が参加し、
それぞれの「野望」について語りあいました(笑)
なかなか面白かったね。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。