最近読み終えた本。
2週間前から「テレビ難民」になって(すぐ慣れた)、家読書が好調☆
『原発事故はなぜくりかえすのか』(高木仁三郎、岩波新書、2000年)
茨城県東海村のJCO臨界事故を受けて、
著者が亡くなる直前に書き上げた渾身の書。
なんといっても、10年前に書かれていた
ことに、驚きです。いまの現実ピタリですから。
科学や技術のあり方の問題提起も深い。
たいへん質の高い内容です。
『プルトニウムの恐怖』(高木仁三郎、岩波新書、1981年)
同じく高木さんの著書ですが、 こちらはさらに衝撃。
書かれたのが30年前。チェルノブイリ事故以前。
スリーマイル島原発事故を分析したところは圧巻。
プルトニウムという物質のそもそもと、
社会的・政治的・文化的に及ぼす計り知れない影響力。
ものすごい先見性と理性の力。人間のそもそもまで。
原発のもつ根本的な矛盾と問題の指摘は、
今だからこそ突き刺さる。多くの人に読んでほしい1冊。
『原発抜き・地域再生の温暖化対策へ』(吉井英勝、新日本出版社、2010年)
これも福島原発事故以前に出版されていたもの。
しかし、買ったのは今年の4月。
自分がこの問題にいかに関心が薄かったか…。
まったく反省するしかありません。
「地域再生」という題名のとおり、
再生可能エネルギーの推進を地域経済・環境の
再生という角度から多く述べられているのがいい。
包括的にエネルギー問題について学べます。
『ジェンダーフリー・性教育バッシング ここが知りたい50のQ&A』
(浅井春夫・北村邦夫・橋本紀子・村瀬幸治編著、大月書店、2003年)
ジャンダーフリーバッシングについては、
これまでも勉強してきましたが、あらためて。
しかし、ひどいね、このバッシングは。
理性のかけらもないよ。
はげしい思想闘争ですな。
『はじめての ジェンダー・スタディーズ』
(森永康子・神戸女学院大学ジェンダー研究会編、北大路書房、2003年)
おもしろかったです。学びのテーマが広がりました。
学生さんの体験談も載っていてgood。
参考文献も多く紹介されていたので、
がっつり学びを継続していきたいと思います。
ジェンダーバイアスに満ち満ちている
日本社会を変えていかねば。
より1人ひとりが自由になるために。
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