8月1日。 ついに8月に入ったぞー。夏、なつ、ナツ!
そんな8月の夜明けにふさわしい景色を見ようと、
朝5時に起きて、徒歩1分の海辺に向かいました。
5時15分頃。まだ太陽は顔を見せていないが、空は明るい。
この空の色がなんとも美しい、といつも思う。
ついに太陽が姿をみせる。
この時間帯は、祝島の港から、けっこう船がひんぱんに出て行く。
うん、いい写真がとれた。
その空気感と、刻々と色を変える世界。
「朝」という時間のすばらしさ。
光の直線。
その後、ちょっと高台にあがって、ふたたび太陽をおがむ。
集落に、太陽の光が射す。
しばらく、朝の散歩をしていると、
黒猫たちに遭遇。
猫ばっかり撮っていますが、もちろん島の方々とも会います。
前日夕方の散歩のときもそうなんですが、
とにかく会う人会う人、「こんにちは~」「おはようございます~」の
あいさつが交わされます。とても気持ちがよいです。
朝ごはんを食べたあと、午前中は島の南方面を散策です。
ここにも黒猫。 ちょっと警戒心が強かった、かな。
ずんずんと道をあがっていく。
ふいー。ずいぶん高いところまできましたが、まだ上がります。
暑かったですが、この日は景色は最高でしたね。
あ、通行止。小さく「土砂崩れのおそれあり」の文字。
せかっく島地図にあった「平さんの石積み棚田」に行こうと
思ったのに~。まあ、いけなくもなかったと思いますが、
なにせ「ひとり」ですので、何かあったら誰も助けにきてくれません。
あえなく断念です。
しかし、同じく祝島に観光に来ていた若者たちと
のちに話す機会があったのですが、その若者たちはこの看板を
もろともせず、先をすすみ、平さんご本人にも会ったとか。
うらやましい!
予定変更で、さらに歩くこと30分ほど。
島地図にあった「行者堂」というところに。
なにやら島の大切な場所であるらしいです。
しかし、道がついにこんな感じに・・・。
わたし、サンダルだったので、ここでもあえなく断念。
毒蛇(祝島にいるのかどうか知りませんが)にかまれても、
誰も助けに来てくれない。
ここで死ぬわけにはいかん、という思いが頭をよぎったのでありました。
けっきょく午前中は汗かきかき、山道をひたすら歩いただけになって
しまいましたが、その途中に農園やらなんやらもあり、
島の雰囲気を少し知れたのはよかったかなと思いました。
しかし、若干「収穫なし」気分で集落にもどった私を
やさしく出迎えてくれたのはやっぱり猫!
この猫たちは、きのうの夕方の散歩で会ってましたので、
再会!です。
よーし、よしよし。
でも足にまぶりついても、おいしいものは何も持ってないのだよ~。
この猫は初対面。
せまい道。 歩くのが楽しい道。
ご夫婦(かどうかはわからないけど)。 お仕事ごくろうさまです!
ちなみに、ここ祝島には一般的にいう「車」はほとんどありません。
たぶん10台ないんじゃないかな。
車がないって、じつはすごく大きいんですよ。
いつも島旅で実感していることなんですが、
車がないと、時間の流れ、雰囲気がとてもゆったりしているんです。
人にやさしい空間っていうか。
道のまんなかで寝る。 猫にもやさしい環境です。
あ、くどいようですが、出会ったのは猫だけでなく、
このかん、島の人たちとのあいさつや会話もありました。
写真になかなか登場してませんが。
祝島はじめての昼食は、島で2軒ある食堂のうちの1軒、
「こいわい食堂」にて。予約制です。この日の午前中に予約しときました。
ランチ定食。おしながきの冒頭には、「ながひささんようこそ」の文字が。
そして、それぞれの食材に、生産者の名前が書いてありました。
お米以外の食材、すべて祝島でつくられたり、とれたりしたものです。
お店をされていた女性は、
昨年5月に祝島に移住された方で、昨年11月にこのお店を
はじめられたそうです。
食事の前に、その方の自己紹介や、なぜ移住していきたのか、
祝島の素晴らしいところ、などのお話があり、とても感銘を受けました。
自然とともに生き、助け合う生活文化。
それをお話のなかから伺うことができました。
このお店の方とは、その後2回、滞在中にお会いすることになります。
(なにせ小さい島ですので…)
たいへん素朴でおいしい、食材の良さを存分に生かした
ランチでした。
4日目後半につづく。
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