きのう(14日)の夜は、83期岡山労働学校の
第5講義でした。参加は11名と少なかった…
あーあ。集まるって、ほんとたいへんだなあと思う日々です。
講師は、岡山県労働組合会議事務局長の伊原潔さん。
岡山県学習協の会長でもあります!
「労働組合は、きちんと働きたい人の強~い味方」
というテーマでした。
講義の柱は以下。
1.きちんと働くとは?
2.条件が整った職場はあるのか?
3.困ったときの解決、要求の実現はどうする
4.組合で何をする?
5.労働組にはメリットがいっぱい
6.労働組合は民主主義の学校
7.労働組合の力がつき、影響力が増すことは会社のとってもプラス
8.労働組合の活動は時間外が基本
9.安心の職場環境をつくることで仕事に打ち込める
10.そもそも働くって何?
11.労働組合のない職場では
12.労働組合は空気のような存在
以上。
とても具体的な話が多く、
伊原さん個人の体験にもとづいた
ことを紹介していただいたので、
とても聞きやすかったと思います。
労働組合、もっともっと広げなきゃね~。
憲法どおりの社会の実現には、
どうしても労働組合の力が欠かせません。
でもそれを多くの人が認識できていない。
学習運動の役割のひとつが、そこにあります。
労働組合って、やっぱり生き方の問題に
つながってくると思います。
憲法12条の「不断の努力」って、
言い換えると、「あきらめないこと」とも言えますよね。
あきらめない生き方を、
仲間とともに選びとれる、それが労働組合だと思うのです。
そして伊原さんもおっしゃっていましたが、
労働組合で活動していると、
いろんな人間的な力が高まるんですよね。
なにより、もっともっと社会的な影響力を
発揮できる労働運動にしていかないと、と思います。
期待は大きいのであります。
講義のようす。
以下、参加者の感想文です!
「前の職場では、パートには一時金がなかったけど、
団交で寸志だけど出たときに、労組の力を感じました。
労働者が働きやすい職場にしてこそ、よりよい会社に
発展していく。そういう前提で団交していくことが必要
だと思う」
「労働組合がある職場で働いたことがないので、
今日の講義で労働組合のことが知ることができ
よかったです。労働組合って大切なんだと実感
しました」
「あらためて、労組がある職場で働けてよかったと
思いました。今後もたたかいは必要ですが」
「労働組合っていうと、つい『賃金』っていう考え
しかないけど、いろんなテーマでやっていけると
改めてわかった。『労働者は学習が必要』って
いうのが印象に残った」
「講義とみなさんの討論を聞いて、たいへん勉強に
なりました。特に若い世代は、これからの日本の
未来社会を担う大きな役割があると思います。
社会総体を良くするという大局的な視点に立って、
目の前の職場のことを考えていくことが大事だと
思いました」
来期の労働学校を「自分の言葉で憲法教室」にしようかと
思っていて、いまいろんな条文(3章を中心に)を、
「自分の言葉」で言い換えてみようと、考えているところなんです。
投稿情報: 長久 | 2012年6 月15日 (金) 14:33
「憲法12条の『不断の努力』って、言い換えると、『あきらめないこと』とも言えますよね。」――なるほどです。長久さん、いつも学習させてもらっています。
投稿情報: ノックオン(すくらむ) | 2012年6 月15日 (金) 12:38