遅くなりましたが、先週(28日)の
83期岡山労働学校第7講義の様子をアップします。
参加は14名でした。
グループ討論のようす。
講義は、
「失業しても幸せでいられる国?―フランスが教えてくれること」
というテーマで、講師は私が担当しました。
おおまかな内容は、以下。
一。フランスのイメージ…
◇人口約6500万人(日本の約半分)
◇今年の大統領選挙で、17年ぶりに社会党のオランド候補が勝利。
二。フランスの働き方
1。労働時間
2。有給休暇
3。オンとオフ
4。日本の職場の「人間関係」の背景にあるもの
5。フランスの最低賃金
三。フランスのたたかい方
1。デモやストライキはしょっちゅう
2。失業の権利
3。労働組合の力が強い
四。フランスの豊かさ
1。日本人はなぜこんなにもモノを買うのか
2。時間がたくさんあるということ
五。フランスの貧困対策
1。生活保護はどうなっているか
2。福祉国家の根幹のひとつー「失業の自由」
3。もっと使うべき、日本の生活保護
さいごに:フランスは天国ではないが、学ぶべき多くの点がある
≪参考文献≫
『失業しても幸せでいられる国-フランスが教えてくれること』
(都留民子、日本機関紙出版センター、2010年)
以上。
もちろん、参考文献にあげている講義名と同名の
本の内容をベースにしたんですが、
あれこれ付け加えて話をしてみました。
以下、参加者の感想文!
「フランスと日本、同じ先進国なのに、これほど
までに労働条件が違うのかと今日の講義を
聞いてびっくりしました。フランスには過労死
なんてないんだろうなー。と思いました。自己
主張って大切ですね。もっと日本も自分の権
利を主張していかなくては・・・」
「フランスの国民と日本の国民の考えが違いが
ありすぎる。初めて知りました。パートの諸権利
が同等・・・。すごい」
「フランスって、消費税は高そうだけど、社会保障
は充実している・・・。日本とは大違い・・・。
バカンス3週間もとれるっていいなー。ウチの職場
では夏休み3日とるのでも精一杯・・・」
「バカンス、すてきなひびきですが、意味を初めて
知りました。バカンスをとるために働く? とても
うらやましい働き方です。休みの日に頭を空に
することはほとんどないので、そんな休日を
過ごしたい・・・。日本は労働組合を知らない、
学んでいないので、働いていても会社のいいなり、
『劣悪な労働を拒否する』とクビになる(前の職場)。
拒否したいですけどね。パートと正規の差がなく
なるといいなと思います。闘うしかないのですね!」
コメント
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