きのう(5日)は、83期岡山労働学校「働くって、なんだ?教室」の
第8講義(最終講義)でした。15名参加。
感想交流のふうけい。
講義は、「ディーセントワーク-人間の尊厳をとりもどすために」
でした。講師はわたしが担当しました。
最初に、「結論から先に言いますと・・・」
ということで、
「ここで学んだことを、みなさんが自分の言葉で
まわりに広げることが大事です」
と強調。
なんかね、それがすごくみなさん印象に
残ったようで・・・(笑)
でも、労働学校は本当に、
学びのステップの役割にすぎません。
次の1歩は、受講生自身がつくっていくものだと。
講義内容は、
「働くルール」を獲得してきた歴史、
ILO(国際労働機関)のこと、
ILOが21世紀に打ち出しているのが、
「ディーセント・ワーク」という概念であること。
そして、
日本はどうしたらいいのか。
日本にも、日本国憲法がある。
84期岡山労働学校は、「自分の言葉で憲法教室」。
仲間を増やすために。自分の成長。
もっともっと学ぶ。
1人ひとりが発信する。メディアをつくる。
本や雑誌を読もう。
さいごに
という感じの流れでした。
みなさん、この2か月間の学びと交流をふまえて、
グループ討論も充実していたようでした。
さあ、いよいよ明日は修了式&修了コンパです
以下、講義の感想文を紹介!
「ディーセント・ワーク=働きがいのある人間らしい
仕事、をILOが推進していることはなんとなく知って
いたが、21世紀の戦略目標にして世界規模で
すすめられているとは!! ちょっとスケールが
大きくて驚きました。日本ももっとやれ!がんば
れよ!と、ちょっと情けなくなりますな」
「日本国憲法第12条。そういえば、学校で習った
なと思った。国民は主権者であるという自覚を持つ
必要がある。受け身ばかりではよいようにコント
ロールされてしまうのは当然。国民が自覚的に
訴えかけたたかわねばならない」
「知らないことがまだまだあるなと思いました。
(世界人権宣言など…)。資本主義社会は世界
的にみても末期的な状況にあると思います。
そんな中、多くの人は、展望がもてる社会、
みんなが仲むつまじく暮らせる社会の姿を
求めていると思います」
「結論的にいうと、みんなが、自分の言葉でメディア
をつくっていくことで日本は変わるんだと思います。
世界人権宣言をまず勉強しなくてはと思います。
まだまだ学ぶことだらけですが、少しずつアウトプット
していこうと思います」
「ILOが100年近く前からあることにびっくりしま
した。それなのに日本は・・・。 谷川俊太郎さんの
訳した世界人権宣言を読みたい。学習の目的
意識が明確でないことに気づきました。考えてみます」
「『ディーセント・ワーク』はじめて知った言葉でした。
ILOもはじめて知りました。日本が労働時間、休憩、
休暇が未批准というのは悲しい現実。
『メディアをつくる』という本、興味がわきました。
メディアをつくるっていうのは、本当に必要だと思い
ました」
「1人ひとりが自分の言葉で語ることが本当に大切
だと思った。『自分の言葉』が重要。学習がそれを
確立するものだと改めて思った。いろんな人が
『自分のフィールドではプロだ』という言葉がひびいた。
同時にプロにならないととも思う。自分のフィールドに
自信をもって発信していきたい」
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グループ討論終了後、
土曜日の修了式に参加できない人に、
「修了発表」を行ってもらいました。
K宗さん
「“労働力を売っている”ということを学んで、働く
ことへの見方がくつがえさせられた。ほんとうに
知らないことが多いなと思った。また学んでいきたい」
K鬼さん
「『手』の話が印象に残っている。モノがあふれて
いる世の中だけど、どれもひとつひとつ労働者の手を
伝ってきたもの。モノが安いのも考えもの。それだけ
労働者の取り分が減っている。すごく勉強になりました。
次回の労働学校も来たいと思います」
お2人の発言に、プチ感動
2か月間、参加者に支えられて
やってきた労働学校。
83期も、明日で終わっちゃうんですね~。
コメント
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