10月6日~8日の全国学習交流集会。
記念講演を中心にその魅力を広げてきましたが、
じつは2日目の内容も、ものすごいのです。
(ちょっと宣伝が遅かったか…)
以下、その魅力を書きたいと思います。
【9:30~12:30 分科会】
①安保条約の「なに?なぜ?」-安保がわかれば日本がみえる!
問題提起者/山田敬男さん(労働者教育協会会長)
米軍基地問題、オスプレイ、TPP、原発、日米経済・・・。
さまざまな問題の根底には、日米安保条約という構造と
「しばり」が。日本社会の変革の課題にさけて通れない
「安保」について、各地の実践経験もふまえながら、
学び交流します。いまだからこそ学びたいテーマ!
労働者教育協会の山田会長自らが問題提起。
②学びを力にした社会保障運動ー朝日訴訟にもふれて
問題提起者/寺内順子さん(大阪社会保障推進協議会事務局長)
社会保障とは何かを朝日訴訟のたたかいにもふれながら
問い直す。とくに今の生活保護バッシング問題、日本の
社会保障の脆弱さについて学びます。同時に、学びを力に
した社会保障運動について交流しながら、これからの運動
の力にしていく分科会です。講師はわかりやすさと歯切れ
よさで定評のある寺内さん。岡山での初講師です。
③生き生きと働くためのジェンダー学習
問題提起者/長安めぐみさん
(香川大学男女共同参画推進室副室長)
女性も、男性も、みんなが人間らしく働くための、ジェンダー
視点について学びます。とくに、女性が働きつづけるための
課題について交流します。問題提起者の長安さんは、
82期岡山労働学校「女と男のジェンダー論教室」で2回
講義をされ、大好評だった方です。わかりやすく、心に入っ
てくるお話をされる方です。
④労働組合の次世代育成と学びの場ー職場から、地域から
問題提起者/江口健志さん(労働者教育協会常任理事)
労働組合の担い手は、どのように育ちあうのか。そういう
場をどのようにつくるのか。学習運動の果たす役割は。
職場や地域の実践を学びながら、交流します。問題提起者
の江口さんは、昨年の労働者教育協会の教研集会で
「次世代育成」をテーマに、綿密な取材・聞き取りをもとに
報告。大好評でした。この分科会でも、あらたな問題提起が!
⑤青年部活動における学習活動の工夫と魅力
全労連青年部協力企画
労働組合の青年部のなかで、学習活動はどのような役割
をもっているのか。遊び(レク企画)と学習の関係は?
全国の経験をもちよりつつ、悩みや思いを率直に交流します。
最初の問題提起は、岐阜労連の平野事務局長が行います。
全国の青年部の仲間、あつまろう! 学びあおう!
⑥人間らしく働きたいーディーセントワーク・非正規労働者
問題提起者/中田進さん(関西勤労者教育協会副会長)
誰もが、生き生きと、人間らしく働きたい。でも現実は・・・。
働くことをめぐるさまざまな問題を学びつつ、それを変えて
いくための展望についても語りあいます。各地の運動経験
の報告もあります。問題提起者は、関西勤労協の中田進
さん。わかりやすく面白い話でおなじみの方です。ぜひ!
⑦魅力あふれる労働者のガッコウー労働学校運動・経験交流会
コーディネーター/吉田豊さん(愛知学習協会長)
地域で取り組まれている学習運動独自の「労働学校」。
募集の苦労から運営の工夫まで、経験交流をメインに、
労働学校運動の魅力と役割について学びあいます。
愛知学習協の吉田会長がコーディネート役。
「これから労働学校を開きたい」という方も、ぜひ学びに
きてください。最初に神奈川と広島の労働学校から
経験報告があります。
⑧活用すればもっと輝くー『学習の友』交流会
はたらく人の強~い味方、月刊誌『学習の友』。全国で
行われている読書会や、読みあわせ活用、さまざまな
普及の実践や工夫を交流します。活用すれば輝く『友』
の魅力を再発見できるかも。労働者教育協会の須藤
事務局長、『友』の丸山編集長も参加予定!
⑨勤労者通信大学・スクーリング「基礎コース/ものの見方・考え方」
講師/十枝修さん(徳島県学習協会長)
基礎コーステキストの第1部「ものの見方・考え方」を
おおまかに学びます。激動の時代だからこそ、たしかな
「ものの見方」を身につけ、日常の実践を豊かにして
いきましょう! 勤労者通信大学の受講生はもちろん、
「ものの見方・考え方」を学びたい人大募集!
⑩勤労者通信大学・スクーリング
「労組コース/労働組合の基礎と安保問題のとりくみ」
講師/植田保二さん(関西勤労者教育協会副会長)
労働組合コースの第3部「たたかいの基本方向」を
中心に、労働組合のそもそもと、安保問題を視覚
とした現代日本の労働運動の課題について学び
ます。労働組合の活動をされているみなさん、
この分科会でぜひ基礎からしっかり学びましょう。
【14:30~17:00 オプショナル企画(自由参加)】
①講座・マルクスがガツンと教えてくれること
ーどう生き、どう学ぶのか
講師/石川康宏さん(神戸女学院大学教授)
目の前の社会の変革に激しく挑んだ革命家マルクス。
彼の生き方や築いた理論に学びながら、現代日本の
なかで、私たちがどう生き、学ぶのか、問いかけます。
講師は、『マルクスのかじり方』『若者よ、マルクスを
読もう』でおなじみの、石川先生です。はげしく学ぼう!
②講座・労働組合活動の視点-要求と団結の法則
講師/槇野理啓さん(関西勤労者教育協会副会長)
労働組合には、その運動の発展法則があります。
こんにちの労働組合活動の課題をふまえながら、
あらためてその原点と法則について学んでいきます。
講師は、ズバッと切り込む力に定評がある槇野さん。
ずばずばっと学びましょう!
③原発ゼロへ!問題の焦点と運動の教訓
ー福島の声を出発点に
お話しする人/小川英雄さん(元福島県労連議長)
原発事故から1年半がたちました。しかし福島の現実
は、おおきな困難と問題が山積みです。日本中に
広がっている原発ゼロの運動。その運動の交流も
かねた学びあいの時間です。お話する人は、原発
事故以来、運動の先頭にたってきた小川元福島労連
議長です。貴重な現地報告が聞けると思います。
④『資本論』学習会・経験交流
コーディネーター/吉儀和平さん(島根県学習協事務局長)
いま、職場や地域でさまざまな形の『資本論』学習会
が取り組まれています。『資本論』学習の魅力は何か、
運営や継続の工夫などを経験交流します。『資本論』に
興味のある人、これから学習会をやってみたい人、
いま学習会をやっている人、大集合!
コーディネーターは、島根で『資本論』学習会を継続して
ねばり強く行っている吉儀さんです。
⑤倉敷美観地区スペシャル観光(定員あり)
古くから、商業や産業の中心地として栄えてきた倉敷。
その中心部は、美観地区と呼ばれ、さまざまな風情や
歴史的情緒の楽しめる魅力的ナ街になっています。
ただ観るだけではわからない倉敷の奥深さを発見。
観光案内ボランティアの方が案内をしていただきます。
90分間の予定です(16時まで)。
はい。どうでしたでしょうか
ひとつひとつの企画は、
「ここでしか学べないもの」が多いです。
問題提起者・講師陣も、はっきりいってスゴイです
魅力たっぷり。
2日目のテーマは「深まる」なんです。
ぜひみなさんのご参加をお待ちしています。
しっかり深めあいましょう(学びと交流)。
*会場は倉敷市芸文館・倉敷市美術館・倉敷物語館の
いずれかです。
*オプショナルのスペシャル観光は、芸文館出発予定です。
*近いうちに会場は確定して、お伝えできると思います。
よろしくお願いいたします。
*各分科会・オプショナルの内容要綱は、全体の冊子に
収録されます。
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