いま考えているのですが(今年から大幅に変更するので)、
来年は、「ヒューマニズムとものの見方」という内容を
2コマぐらい入れてみようかなと思っています。
自己責任論をのりこえる
1つの視角としての「ヒューマニズム」です。
尊敬する哲学者の高田求さんは、
『君のヒューマニズム宣言』(学習の友社、1983年)の中で、
ヒューマニズムの目録について、
おおまかに以下のように整理されています。
①笑いを大切にする
ー「人間は笑うことのできる唯一の動物」(アリストテレス)
②寛容とユーモアの精神
ー自分の意見を絶対化しない
③非人間的なものに対するたたかい
ー人間の名において、許せないものがある
④個性の尊重
ー人間らしさ、人間くささは、色とりどりの形をとって表れる
⑤文化の尊重
ー人間の諸能力は文化によって育てられる。より豊かな文化を!
⑥教養の尊重
ー学問・知識を身につけることによって養われる、心の豊かさ
⑦平和を愛するということ
ー人間を押しつぶす最大のものが戦争と暴力
…この角度から、人間らしいものの見方について、
現代社会の諸問題と結びつけながら、
学生さんに問題提起できたらと。
さて、どうなりますか。
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