読み終えました。
『外国人実習生-差別・抑圧・搾取のシステム』
(「外国人実習生」編集委員会編、学習の友社、2013年)
「ひどい」という形容詞では
言い表せないほど。
人権侵害以外のなにものでもない、
「外国人実習生」の労働実態。
その告発の書。奴隷労働そのもの…。
ぜひ、広く読まれてほしい。
以下、もくじを紹介する。
*基本的人権の視点で実習生問題をとらえて-刊行によせて
(小田川義和)
Ⅰ外国人実習生問題とはなにか
・外国人技能実習生問題とはなにか
-実習生裁判が明らかにした到達点と課題(指宿昭一)
・外国人実習生制度の実態と改正入管法後の現状を告発する
(安田浩一)
・構造改革、財界のねらい、消費税、TPP
-実習生問題の背後にあるもの(斎藤貴男)
Ⅱ外国人実習生問題の本質はどこにあるか
・労働法の立場から見る外国人実習生問題(遠藤隆久)
・福島・ベトナム実習生訴訟の勝利判決とこれからの課題(坂本恵)
・国際労働問題としての外国人実習生問題(永山利和)
Ⅲ外国人実習生問題 いかにたたかうか
・<徳島>実習生問題のトップランナーを走る決意で(楳本光男)
・<愛知>入管法改正後もブローカーによる不正(槫松佐一)
・<福島>東栄衣料のベトナム人実習生の支援(小川英雄)
・<長崎>ブローカーも被告席に(柿森紀和子)
・<徳島>「奴隷の世界」からの救済を(森口英昭)
・<山口>泣き、笑い、共に歩んだ中国人実習生のたたかい
(三谷弘子)
・<LUM>技能実習制度廃止のために国際機関の活用を
(本多ミヨ子)
・<法曹>労働運動の地力が問われている(小野寺信勝)
・<法曹>実習生の思いを司法の場で明らかに
・「多民族・多文化共生」社会の実現を-あとがきにかえて
(寺間誠治)
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