第3講義「労働組合論」の担当で、高知県土佐町に。
この「大学」は、本山町と土佐町の職員労働組合の
方が中心になって毎年行われている制度学習で、
全5回の講義があります。
私も2年前に「哲学」の講義をさせていただき、
今回が2回目となりました。
車でぶんぶん走ること2時間少々。
四国のほぼ真ん中に位置する、早明浦ダムにきました。
ここから会場の土佐町役場までは5分ほど。
2年ぶりでしたが、役場が建て替えられていました。
おそらく地元の木材を多用したつくりだと思われます。
すばらしい。
18時30分から、「労働組合論-ヒューマニズムをかかげて」
というテーマで20時までしゃべりまくりました。
労働組合論というテーマでしたが、
話をした内容の中心は、
「労働者とはどんな存在か」ということ。
労働組合の必要性を根っこからつかむためには、
この「労働者論」が必要だと思っています。
生産手段をもっていない。雇われる人。
時間決めで労働力商品を売る。
労働力を売り続けなければ生きていけない存在。
労働力の再生産とは?
資本家と労働者の関係性。
日本の労働者の賃金依存率の高さ。
競争を制限するために。
など。
また、労働組合をつくった職場の経験紹介、
基本的人権としての労働組合。
さいごに、
ヒューマニズムの担い手としての労働組合、
という話をしました。
今日さっそく、担当者の方から
「良かったという感想ばかりでした」とのメールを
いただき、ほっとしました。
参加者の7割ほどは女性でしたね。
その点もすばらしいと思いました。
お仕事を終えてのご参加、
おつかれさまでした。
私は、2時間かけてふたたび車で
岡山に帰ってきました。高知は近いのお。
井上さん、ありがとうございます。
好き放題しゃべりました(笑)
投稿情報: 長久 | 2013年3 月 1日 (金) 19:24
高知までありがとうございます。
講義が好評なようでなによりです。
投稿情報: 井上 | 2013年3 月 1日 (金) 16:32