さささささーと合間に読んださんさつ。
『子供の「脳」は肌にある』(山口創、光文社新書、2004年)
まえに読んだ「皮膚」の勉強の延長で。
子どもの「頭」は、「体」ができていないと育たない。
そして、体のなかでも、「皮膚(肌)」は、
子どもの発達にとって特別重要な役割をもつ。
これが基本。シンプルだけど。
肌と肌のスキンシップとりましょう、ということです。
ごくごく簡単にいえば。
あと、「くすぐる」という行為。
自分が自分に「こちょこちょ」とやってもあまり何も感じないのに、
他人に「こちょこちょ」とやられるとくすぐったい。
これは何故なのか? それがわかった。あはは。
『子どもの貧困-日本の不公平を考える』(阿部彩、岩波新書、2008年)
非常に理詰めで攻める本。
それだけに、説得力がある。
とても勉強になりました。
「あってはならない」こととしての「子どもの貧困」。
これは、大人の責任なのであります。
政府がすすめる「少子化対策」。
著者は、
「子どもの数を増やすだけではなく、幸せな子どもの数を
増やすことを目標とする政策」にすべし、と提言している。
『アメリカは変われるか?-立ち上がる市民たち』(堤未果、大月書店、2009年)
教育雑誌『クレスコ』の連載をまとめたもの。
『クレスコ』連載、読んでたけど、もう忘れていた。はは。
書き下ろしもあり。良い。
相変わらず、この人の文章は、
胸が熱くなる。「よし!」となる。
アメリカを変えるのは、オバマではなく、市民なのだ。
そうなのだ。手をつなごうぜ!
「他者の痛みを感じることで悲しみを乗り越える者たちが
国境を越えてつながりはじめている。想像力を失わない
ことで憎しみの連鎖を断ち切り、新しい未来を創ろうとする
彼らの背中を押す平和憲法。私たちが次世代に胸を張っ
て手渡せるものは、まだ決して少なくない」
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