第43回の岡山県母親大会の宣伝です。
というのは、分科会の助言者になってしまったからです。
分科会テーマは「どうなってるの!税金・年金」。
またしても専門外のテーマで「いや、専門外なので」と
主催者のI村さんに言ったのですが、
「勉強して」のひと言で交渉が終了しました。はは。
日時は、6月14日(日)です。
会場は、高梁市総合文化会館・高梁市文化交流会館だそうです。
資料代として700円必要です(学生と障害者は300円です)。
主催は、岡山県母親大会実行委員会&高梁市母親大会実行委員会です。
後援は高梁市と高梁市教育委員会となっています。
午前中が分科会になっていまして、
10時~12時です。
午後が全体会で、13時~16時です。
記念講演は、岡山大学学長で農学博士の
千葉喬三(ちばきょうぞう)さん。
テーマは、「私のいのち・あなたのいのち-教育・環境・平和」です。
これはおもしろそう!私も聞きます。
「母親大会」ですが、母親でなくても参加できます。
女性のエネルギーが炸裂する集会です。
で、午前中も、たくさんの魅力的な分科会がありまして・・・
私の出る第2分科会は、たぶん、人が少なそうな分科会なので、
事前宣伝をしておきます。
でも、たぶん他の分科会の魅力には勝てませんけど。
ちなみに、他の分科会は、
*未来に希望の持てる子育てを(シンポジウム)
*派遣切り、ひろがる賃金格差
*あなたの食事は大丈夫?-汚染米、食料自給率
*人間としての尊厳が守られる福祉、医療、介護のために(シンポジウム)
*ごみ問題から環境を考える
*生かそう憲法、守ろう九条-核兵器のない世界を
*いまこそ出番!母親運動
*城下町高梁を語り、松山踊りを踊ろう
*親子でじゃがいも掘りと料理を楽しもう
*備中高梁城下町を散策しよう
と、なっています。
それで、事前にパンフレットをつくるので、
骨子レジュメをつくってくれということで、
「税金・年金」分科会用につくったのが、以下のものです。
興味のある方は、他の分科会を涙で辞退し、
こちらへご参加ください(笑)。
はじめに質問:そもそも、税金はなぜ集めるのでしょう?
一。あなたの主権者度チェッククイズ!
◇2009年度、日本の国家予算は、約( )兆円である。
◇国の三大税収は、( 税)と( 税)と( 税)である。
◇年金制度は、「100年安心」の掛け声で(200 )年に、大改悪された!
→その他のクイズは別紙で
二。税金の集め方・使い方を、憲法ではどう規定しているか
(日本国憲法7章「財政」)
1。国民の代表機関である国会が財政をコントロールする
◇財政民主主義(83条)→財政を処理するためには、国会の議決が必要
◇租税法律主義(84条)→国は、法律がなければお金を集めることができない
◇国費支出議決主義(85条)→集めたお金の使い道には、国会の議決が必要
*国に入ってくるお金と、出て行くお金の両者を国会がコントロールする
ことによって、国民による監視機能を働かせている。
*憲法の全体構造から、税金の集め方、使い方を考える。「公共目的」を
めぐっての政党間の「つなひき」。それを主権者である国民が判断する。
2。税金の集め方、使い方の「そりゃ、あんまりだ!」(別紙資料)
◇とくに、「女性」「子育て」「教育」「社会保障」に焦点をあてて
三。母親(女性)が、主権者として成長するとき、社会が変わる
1。「お金」は、人を不幸にもするし、幸福にもする
◇「税金」と「年金」のあれこれ・・・女性に関わっての問題点を考える
2。いま、連帯するとき
◇貧困と格差、政治の貧困・・・「女性」と「子ども」はどうなっているか
◇自己責任、競争主義、ジェンダー・・・母親(女性)のなかの分断と孤立。
◇共感し、つながりあう言葉を。集う居場所を。知性と感性あふれる実践を。
さいごに
「現代の生活は複雑で、幸福もそれをこわす条件も、四方八方のつな
がりのうちに生かされて変化を受けつつあるのだから、今日私たちが、
現実の前で膝をついた形でなく、現実の上に美しく健気に立った形とし
ての幸福を獲ようとすれば、自分の生まれ合わせた社会と自分とにつ
いてのきわめて広い明晰な把握がなくてはならなくなってきている」
(宮本百合子「幸福の感覚」)
以上。
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