きのう(25日)は、ソワニエ看護専門学校で、
5回目の講義。
テーマは、「『おぼえていろよ おおきな木』を読む」。
ふふ。初めてこの絵本をつかっての講義をしました。
絵本は、こんな中身です。
そこで、学生さんに、
「この木は、自分にとって何に例えられるだろうか?」と
いう質問を投げかけ、考えてもらいました。
出たのは、
「家族」「学校」「目標」「自転車」「ペット」「仕事」「夫婦」
「友人」「ライバル」「自分自身」「感覚」「地元」「きょうだい」・・・。
自分1人では気づかなかったことも、たくさんの人の
意見を聞くことで、視野が広がるのであります。
学生のみなさんは、「当り前の存在」「当り前の環境」について
改めて、見つめ直す機会になったようでした。
最後に、看護師として、この絵本をどう読むか、
という話で、西城秀樹(ヒデキ!)さんの脳梗塞との
たたかいと、その病から学んだことについて紹介し、
患者さんが入院するということは、いろんな「当り前」の
ことを失うことなんだ、ということを強調しました。
毎回、学生さんに授業の感想文を
書いてもらっているのですが、とてもおもしろい。
私自身が、いちばん勉強になっているのであります。
以下、講義の概要です。
一。長久の「看護・医療」読書日記
◇今週読んだ本
『看護の実力ー訪問看護・開業ナースはゆく』(村松静子監修、照林社、2008年)
『<ケア>の新しい考えと展開』(日野原重明、春秋社、1999年)
二。『おぼえていろよおおきな木』(佐野洋子、講談社)
1。とりあえず読んでみましょう
◇この絵本もまた、人によっていろいろな読み方ができる
◇この絵本の「木」は、なにを象徴しているのか、想像をしてみる
*「人」であったり
*日常生活の中にある、あたりまえの「こと」や「もの」や「環境」であったり
*「目標」や「夢」であったり
◇そこで、みなさんに考えてもらいます(感想文用紙に書いてください)
*自分自身にとって(もっと広い視野でもいいが)、この「木」は、何に
例えることができるでしょうか。経験にもとづくものでもいい。
【ポイント】
*普段はその大切さを、あまり意識できていない(いなかった)
2。若干の長久の感想
◇ものの見方を考えさせられる絵本でもある
◇看護師として、どう読むか
以上。
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