水島に2月10日開設された、
「ほっとスペース25」という場所があります。
(活動の様子はこちら)
この写真は
倉敷医療生協労組の
ブログから拝借しました。
昨年末からの派遣切り、非正規切りが深刻さを増す中、
深刻な相談と、行き場のない人への駆け込み寺となっています。
宿泊もできるスペースが確保されていて、
継続的な「ミニ派遣村」となっています。
名前の由来は、「ほっと」できるスペースでありたい、
ということと、「25」は、憲法25条からつけられたネームです。
倉敷医療生協や労働組合、地域の民主団体などが連携し、
行政のしっかりした対応を求めながら、
住居の確保、生活保護の申請、ハローワークへの手続きなどの
活動をすすめてきています。
4月末までに、49件(来所35件、電話14件)、56名の
方から相談が寄せられたそうです。
そして、当初の予定では、開所期間は4月末までとなって
いましたが、深刻な実態があるもとで、開所期間を延長。
5月になっても、20件の相談と、新たに8名の宿泊者が
あったそうです(開所から合計69件、76名)。
最近では、三菱自動車の元派遣社員の40代の男性と、
寮付のアルバイトを転々としていた20代の男性から相談があり、
所持金もなく、2週間近く水島中央公園で寝泊りしながら、
ハローワークに通っていたという話です。
また、30代の男性の方で、12月初旬に派遣切りにあい、
2か月半のあいだ、ネットカフェや公園、
夜中のコンビニなどで寒さをしのぎ、
所持金も底をつき、絶望的な日々を送っていたところで、
この「ほっとスペース25」と出会い、生活保護や住居の確保、
そして5月の連休明けに介護施設への就職が決まった方もいます。
その方は、
「公園で過ごしていた頃は、こんな日が来るなんて思っていな
かった。これからもまだ大変だけど、ほっとスペースで過ごした
ことや、支えてくれたみんなのことを思い出しながらがんばります」
と、新たな1歩を希望をもってふみ出されています。
開所以来、約66万円のカンパや、物資支援もたくさん
寄せられ、ボランティアにも支えられて活動をされています。
「人と人との連帯がほっとスペースに訪れる
人たちの『いのち』を繋いでいます」(ほっとスペースニュース No.8)
25条の灯りがともされているいる場所です。
【物資支援のお願い 09.6.10現在】
*洗濯機
*男性用服(夏用)
*布団、シーツ、タオルケット
*お米、食料品、飲料
*テレフォンカード、オレンジカード
*タオル、石鹸、シャンプー、リンス、歯ブラシ、ティッシュ、洗剤
*照明器具、扇風機、カーテン
【ほっとスペース25】
相談時間:月~金 9:00~16:00
電話:086-444-8725
場所:水島協同病院北(駐車場前)
倉敷医療生協労組となり
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