最近読み終えた本のなかで、
原爆・核兵器以外のものの紹介。
( ↑ は書く時間が十分ないので次回…)
『プロフェッショナルたちの脳活用法』
(茂木健一郎・NHK「プロフェッショナル」制作班、NHK出版生活人新書、2009年)
「ふんふん」とうなずきながら、
さくさくと読めた。
特別大きな発見はなかったけれど、
プロフェッショナルたちの仕事への姿勢は、
参考になるところが多い。
『ケアの本質-生きることの意味』
(ミルトン・メイヤロフ/田村真・向野宣之訳、ゆるみ出版、1987年)
人と人とが出会い、つながりあうところに、
「ケア」が発生してくるのだと思います。
人間関係の普遍的なテーマを
さぐる1冊です。
ソワニエ読書日記最後の紹介本。
印象に残った言葉。
「1人の人格をケアするとは、最も深い意味で、その人が成長
すること、自己実現することをたすけることである」
「他の人々に役立つことによって、その人は自身の生の真の
意味を生きているのである」
「学ぶとは、知識や技術を単に増やすことではなく、根本的に
新しい経験や考えを全人格的に受けとめていくことをとおして、
その人格が再創造されることなのである」
「忍耐(Patience)はケアには重要な要素である。忍耐のおか
げで、私は相手にとってよいときに、相手にそった方法で、相
手を成長させることができるのである。(略)忍耐することによ
って私は相手に時間を与え、それにより、彼に自らの好機を
見つけさせることができる。一方、忍耐できない人は、時間を
与えることができないばかりではなく、相手からしばしば時間
を奪ってしまう事態になる。(略)忍耐とは…相手への関与の
一つのあり方なのである」
「ケアする人は実に謙虚であり、相手や自分自身について、
またケアというとどこまでが含まれるかについて、すすんでよ
り多くのことを学ぼうとする。(略)これ以上もはや学ぶものが
ないという態度は、ケアとは相容れない」
「ケアを通して、自分の能力のみならず、自分の限界が本当
に理解できるようになる」
「私は、自分自身を実現するために相手の成長をたすけよう
と試みるのではなく、相手の成長をたすけること、そのことに
よってこそ私は自分自身を実現するのである」
「人は自分の場を発見することによって自分自身を発見する。
その人のケアを必要とし、また、その人がケアする必要があ
るような補充関係にある対象を発見することによって、その人
は自分の場というものを発見する。ケアすること、ケアされる
ことを通じて、人は自分が存在全体(自然)の一部であると感
じるのである」
『てんしさん』(徳永進/ミウラナオコ絵、関西看護出版、2009年)
ソワニエ用ではない看護読書。
尊敬する徳永先生の本です。
20分で読めます。
現場のナースの言葉集です。
泣いて、笑って、ほっこりして。
読むとなぜか元気になれます。
ステキな本です。
いのぱさんありがとうございます。
神谷さんについては、まったく著書を読んでいないので、コメントできません…。
また教えてくださいませ。
投稿情報: 長久 | 2009年9 月18日 (金) 17:24
岡山といえば、神谷美恵子さん。
私の尊敬する人物なのですが‥
長久さんは、どうですか?
投稿情報: いのぱ | 2009年9 月18日 (金) 13:41