きのう(27日)の晩は、
岡山市学童保育指導員組合の学習会に行ってきました。
こちらの労働組合に呼ばれたのは初めて。
7月の中旬に、労働組合の中心メンバーと
一度打合わせをもち、
年内に3回の連続学習会となりました。
岡山市の学童保育指導員の労働条件は、
まったくヒドイもので、若い人が続けられない状況です。
しかし、労働組合も少数で、現状打開には力が足りない。
そこで、
「労働組合を強くしたい」「若い人に労組のことを知ってほしい」
という問題意識が今回の学習会の出発点であります。
会場は岡山市内のとある学童クラブ。
はじまる前の風景。
参加は最終的に14名。
半分ぐらいが若い人でした。
←さて、ここに、なんで“けん玉”が
あるかというと…
講義の最初に「学童保育の思い出」
ということで、私の学童保育の経験を
お話したのです(東京の学童保育でした)。
で、けん玉を学童保育で始め、たくさん練習して、
いまでも体が覚えていいること。
子どものときは、「自分にはこれができた!」という
体験って、自信にもなりますから、
すごくいい経験をさせてもらった、ということを話をしました。
で、ちょうど、きのう行った学童保育にもけん玉が
ありましたので、ちょっとそれを借りて、
「今でもけっこう上手にできるんです」ということで、
“もしもしかめ”と“ふりけん”(←まあ簡単な技ですが)を披露。
参加者のみなさんの拍手をあびたのであります(笑)。
まあ、“けん玉”は、話のネタのひとつなんですが、
とにかく学童保育には、すごくいい思い出ばかりで、
たくさんたくさん遊んだ記憶があること、
また、自分と友達で、同じ学童の、ある障害をもった子を、
障害があることをわかっていて、いたずらをしたことがあり、
そのときに指導員さんが本気で怒ってくれて、
またそれが理にかなった怒り方だった(と思う。詳しくは忘れた)ので、
「人としてやっちゃいけないこと」を教えてくれた
指導員さんだったことをふりかえりながら話をしました。
そして、いま思うと、自分の学童の指導員さんたちには、
人と関わることにたいしてのプロの姿勢を感じたし、
信頼できる大人と関われた学童保育時代って、
ほんとうにめぐまれた環境にいたんだなと。
だから、私にとって、学童保育は、
学校を終わって、家に帰るまでの「暇つぶし」の場所ではなく、
たくさん遊び、学び、成長できた、
「心地よい大事な居場所」であったんです。
てなことを、冒頭、お話させていただきました。
だから、私は、学童保育への思い入れは
強いものがあって、
そんな学童保育の指導員さんの力になれる
学習会に参加できることは、ほんとうに喜びでした。
きのう講義は、労働組合とは、ということを
中心にお話をさせてもらい、
感想交流も、とても率直な意見が交流でき、
次回に向けていい学習会になったと思います。
あ、すごく印象に残ったのは、
参加されたみなさんが、すごく真剣にメモを取りながら
聞いていてくれたこと。
こんなにみんなメモをとりながら聞いてくれる
学習会って、あんまりありません。
感想文も、用紙びっしり書いてくれていて、
内容もすごく良かったです。ありがとうございます。
指導員さんの真摯な人間性を感じた学習会でした。
だからこそ、よけいに、その不当な扱い、労働条件が
許せません! なんとかしなくては!
微力ながら、お力にならせていただけること、
ほんとうに喜びです。次回の学習会は来月です。
講義のレジュメはこちら→gakudou_1.pdfをダウンロード
カゲちゃん、ほんと、どんな問題でもきちんと認識、自分の考えをもってるね~。
すごい!
投稿情報: 長久 | 2009年10 月29日 (木) 15:17
障がいを持つ子どもは通常の学校では教育できないから、養護学校にという流れがあるように感じています。
しかし、長久氏が指摘しているように障がいを持つ子どもと小さい時に接していると偏見を持つことを防ぐと同時に、この場合どのように対応したらいいかを学ぶ事ができるのでいいと思います。
あと、保育士さんの雇用を安定させることができれば専門的な知識を身につけることが出来、自閉症などが早期に発見できると思います。。。
いまこそ、保育の充実を~~~。。。
カゲ茶の地域は小学校3年生まで学童に入れるのですが、障がいを持つ子どもの親は子どもを預けるところが無くて本当に苦労をしてます><。。。
投稿情報: カゲ茶 | 2009年10 月29日 (木) 00:30