きのう(26日)は、78期岡山労働学校の
第9講義でした。参加は16名でした。
テーマは、「被爆者運動の歴史と現在」ということで、
県原水協代表理事の中尾元重さんが講師でした。
中尾さんは、県平和委員会の
名誉会長でもあります。
なんと来月80歳ですよ!
…私も80歳まで仕事をする
つもりであります。
(2080年まで生きる目標です)
中尾さんは、
綿密な10ページの
レジュメをもとに、
被爆者運動の歴史と、
そのなかでの教訓、
現在の運動の課題について、
じつに正確に、そして気持ちの
こもったお話をされました。
さすがです!
被爆者運動を学ぶことで、
受講生は、その力や勇気にすごく学んでいます。
被爆者の方々のたたかいは、
私たちをほんとうに励ましてくれます。
それを感じた講義でもありました。
この日は、新しく参加された方が2名。
いずれも自治体職員で、来年のNPT参加者の若ものです。
初参加でしたが、学ぶ姿勢もほんとうに真剣。
そして労働学校の雰囲気にもすんなりなじんでおりました。
ニューフェイスが加わると、
やっぱり新鮮な雰囲気になりますね。
そして、
きのうは女性の割合がいつもより多かったですね・・・。
16人中11名(そして全員ワカモノ)。
女性が輝く労働学校になれば、確実に成功です。
でも、男子もがんばろうぜ!(笑) 集え男子!
講義の柱のみ紹介。
1.被爆
2.隠蔽、遺棄、放置、モルモット扱いの12年
3.被爆者運動の始まり
4.原水爆禁止世界大会と被爆者運動
5.日本被団協の結成
6.被爆者援護法要求運動
7.原爆裁判の東京地裁判決
8.被爆30年-被爆者対策の前進、中央相談所の開設など
9.被爆問題国際シンポジウム
10.「基本懇」答申と「原爆被害者の基本要求」
11.現行「被爆者援護法」の制定
12.被爆50周年と被爆者運動
13.21世紀被爆者宣言と被爆60年、日本被団協結成50周年
14.被爆者援護と補償をめぐる裁判の歩み
15.さいごに
以上。
受講生の感想
「被爆者の方は、体もしんどかっただろうし、
思い出すのも嫌な事を言葉にして、ほんと
うに苦しい思いをしながら運動してこられた
のだと思います。
しんどい思いをしながら、広げてきた補償や
核兵器廃絶の流れを知ることができて、
とても良い学習になりました。被爆者の方の
思いを引きついで、核兵器をなくしていき
たいです」
「『すべての人間は潜在的被爆者』改めて
考えると本当に怖い。私も核兵器で殺される
かもしれない。一瞬で、人間としての生を
奪い取られるかもしれない。その恐怖は
核兵器がある限りずっとずっと続くのですね…。
そんな脅しにおびえる日々なんて絶対に嫌!
こういうのも『自覚』のひとつなのかな…?
核兵器廃絶は自分の問題だって認識でき
ました。被爆者運動にもすごく勇気を
もらいました(いつもいつもですが)。これを
返していかなければ…」
「原爆を落とされ、苦しんで、苦しみ続けてきた
被爆者の方々が声をあげ、団結したことで、
多くの人に影響を与えて、歴史を変えてきた
ことが知れて、人の力ってすごいって思いました。
核兵器がこの世界にある限り、原爆は過去の
ことじゃないのだと改めて考えさせられました」
「今日たくさんの知識を得ることができました。
被爆者運動を続けている人達の思いを子孫
である私たちが受けついでいくことが必要だと
思います。2度と被爆国にならないように、
加害国にもならないように」
コメント
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