午前中は、本を読みながら、ときどきウトウト
午後は、まったりテレビをみる。
結局、1歩も外に出ず。
こんな日もなかなかいい。
ところで、見たテレビがヒットでした。
ひとつは、大河ドラマ「龍馬伝」の
第1回分の再放送。
ドラマとしてのクオリティがなかなか高い。
観る前は、斜めに構えていたのだけれど、
最初から内容に引き込まれ、
最後はちょっと目頭が熱くなる予想外の展開。
これは、史的事実がどうのこうのというより、
現代劇としてみたほうがいいかも。
たぶん製作側も、いまの時代を意識しながら
つくっている。
「上士も下士も、同じ人間」という龍馬の言葉には、
基本的人権につながる考え方があるし、
「憎しみからは何も生まれない」というセリフも、
現代を強く意識したものだと思う。
明日の第2回も、見てみようという気持ちになりました。
その次にみたテレビが、NHK教育の、
これまた再放送でしたが、
「知るを楽しむ」の「仕事学のすすめ」の12月分放送。
アートディレクターの佐藤可士和(かしわ)さんに
インタビューする内容。「人を動かすデザイン力」。
4回分の放送を一気に再放送していた(こちら)。
佐藤さんのことは知っていたし、
たしか「プロフェッショナル仕事の流儀」にも
出演されていたと思うけど、さらにじっくり佐藤さんの
仕事の哲学について学べて、大きな刺激を受けた。
一番印象的だったのは、
「クリエイティブとは、客観的なこと」という佐藤さんの言葉。
創造的な仕事をするということは、
なにか頭のなかからアイデアをしぼりだすのではなく、
生活や社会に立脚したところから生まれるという哲学。
「そもそも、それは何か?」という本質的な
ものをつかみだして磨き上げることの重要性。
エンゲルス風にいうならば、
「根本的に事につうじる努力」ということでしょう。
まったく私たちの運動に求められている視点だと思った。
「そもそも労働組合とは何か?」
「そもそも私たちの政党とは何か?」
「そもそも学習運動とは何か?」
つねに、そこに立ち戻り、その本質的な
部分と向き合い、議論し、磨き上げる。
その作業がおろそかになるとき、
私たちの運動は輝きを失うのだと思う。
結局、アートとか、デザインというものも、
「そこにつらぬかれる哲学」というものが
とても重要なものだということも、
佐藤さんの言葉の1つひとつから、実感しました。
「クリエイティブシンキングは、誰でもできる」
佐藤さんのメッセージです。
私も、クリエイティブな仕事をしていきたいと
強く思いました。とても刺激的な内容でした。
これは、テキスト買わなくちゃ
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