水島で「みんなの学校」の3回目。
テーマは、
「原水爆禁止運動と被爆者のたたかい」でした。
きのうの講義では、
原水爆禁止運動の歴史的なことを
話をする内容だったけれど、思いきって
ポイントをしぼりました。
戦後の反核運動の歴史を順をおって
語ろうと思えば、それだけでたいへんな時間が
かかりますし、原水禁運動の分裂のことなどは、
ちょっと若い人にはイメージがわきにくいので、
はぶきました。
原水爆禁止世界大会がはじまる、1955年前後のことに
まとをしぼって、そのなかから今日につながる
教訓を考えるということに重点をおきました。
とくにこういう歴史的な話をするときは、
固有名詞をもった生きた人間を語ることが大事で、
長崎の被爆者である山口仙二さんの歩みを
紹介しながら、被爆者がこの運動で果たした役割について
みていきました。
また、草の根の運動をつくるという課題のところでは、
長崎の「高校生1万人署名活動」の経験を紹介しました。
労働学校「核ZERO」教室でも、この高校生たちの活動は
参加者に大きな刺激と励ましを与えていましたが、
きのうの参加者も、かなり印象的だったようです。
あと、若い世代でも、原爆のことを語り、伝えていくことは
可能なんだということで、ひとつの例として、
朝日新聞長崎総局の若手記者が書いた、
『ナガサキノート』(朝日文庫、2009年)のことを紹介しました。
講義資料はこちら→2010318をダウンロード
次回(最終回)は、4月8日(木)で、
テーマは「核のない世界へ いま何が必要か」です。
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