8月6日のつづきです。
伊仙町立歴史民俗資料館に到着したのは
11時半ころだったでしょうか。
入ってすぐに、アマミノクロウサギのはく製(?)が。
なんでも、世界広しといえども、このウサギがいるのは、
奄美大島と、ここ徳之島だけだそうです。世界の宝!
まあ他にも、奄美群島は、ここにしか生息していない
生き物がたくさんいるとか。貴重な自然遺産なんです。
資料館の中を見てまわる。
なんか、沖縄の竹富島の資料館に雰囲気が似てました。
ハブって、こんなに細かい骨があるんだーと、しげしげと眺める。
結局、この旅では生ハブに出会うことはありませんでしたが。
まあ、夜行性ですからね。
30分ほど資料館を見てまわり、あまり時間がないので、
車で徳之島町市街方面に。
市街のおみやげ屋さんを見つけ、入ってみると、
とりあえずの必須獲得商品である「徳之島オリジナル絵葉書」が
ありました。よかったよかった。ごっそりと買い込む。
続いて郵便局で50円切手を30枚GET。
これで旅の便りの準備はOK。
その後、島一番の繁華街である徳之島町の市街を車でウロウロし、
だいたいの位置感覚をつかむ。
途中、なぜか生涯学習センターに寄る。
「図書館友の会」が、正面玄関入り口に基地移設反対の
看板を立てかけていた。
「復帰運動の団結と情熱を再び」と書いている。
入り口付近には、7日から8日にかけて行われる、
「徳之島一周、命のタスキリレー」のポスターが。
図書館に入ってみると、目立つところに、
「沖縄特集コーナー」が。
子ども達に、沖縄・基地・徳之島の問題を広く学んでほしいという、
図書館司書さんの心意気が伝わってくる。素晴らしい☆
こういう、なかなか目立たない取り組みこそが、
あのすごい反基地の運動を支えているんだなあと。
さて、そろそろレンタカーの返却期限の13時に。
たった4時間だったけど、中身の濃い観光が1日目からできました。
レンタカーを返し、今度は市街を徒歩でウロウロ。
まずは腹ごしらえと、回転寿司のお店に入る。
まあ、沖縄近辺のお魚はあんまり美味しくないんですけどね。じつは。
だから、ネタは結構違う地域のお魚だったりするんです。
でも、昼間っからの生ビール。
まあ、これは「幸福」という定義のど真ん中に入るでしょうね、やっぱり。
2杯飲んでしまいましたっ。暑かったんでね、この日は。ふふ。
お腹を満たして、再び市街をウロウロ。
おお、たまたま出くわしました。民医連の診療所。
奄美医療生協ですな。さすが全国組織です。
しっかり基地移設反対の看板がありました(若干並びが悪かったですが…)。
15時に、亀徳の港で、民宿の方が迎えにきてくれる約束でしたので、
港へ向かって、てくてくと歩いていきました。途中の海岸です。
左にみえるのが、本当なら私の乗ったフェリーが着く予定だった
亀徳の港です。
で、ちょっと早く港に着き、民宿の方のお迎えを待つことに。
15時ちょっと前に、「民宿ときわや」のおじさんが「長久さんですか?」と
声をかけてきてくれ、無事合流。さっそく民宿へ向かいました。
途中、いろいろと話をしたんですが、
私の泊まった民宿は、なんと創業40年。徳之島の民宿第1号だったそうです。
たしかに建物は古かったですが、そのわりには、すごく清潔感はありました。
車のなかで、おじさんと、民宿の話とか、徳之島の話とか、
基地の話とか、タスキリレーの話とかしているうちに、
なんか、おじさん、嬉しくなったのか、
「ここがいいとこよ」と、民宿そばの海岸にのりつけ、説明して
くれて、それがまた最終日に役立ったり。
よかったよかった。やっぱり民宿で。
とうちゃく~。
はい、ちょっと暗く写ってますが、私が4泊した部屋です。
6畳の広さ。まあ、窓からの眺めは何もないのですが、
やっぱり畳は落ち着きますね。
この6日の宿泊は私だけだったようで、ひっそりとしていました。
この日はもうアルコールが入っていたので、乗りませんでしたけど、
この軽四ちゃんが、私の残り4日間のおともをしてくれました。
これ、民宿の車なんですけど、4日間、タダですよ、タダ。
おじさんいわく、「好きに乗っていいからね~」だって。
おじさん、徳之島も資本主義なんだけど、大丈夫ですか???
あまりこの民宿でもうける気はないようでありました。
よくみると、基地移設反対のステッカーが。
4日間、私もこれで基地移設反対の
意思表示を自動的にしたわけであります(笑)
おもしろいね。こんな車を貸してくれるんですから。
16時から17時くらいまで、しばし昼寝をきめこみました。
昼間っからお酒のんで、昼寝。
このパターンに、これ以降、はまってしまいました(汗)。
「のんだくれ徳之島の旅」の始まりでありました。
17時過ぎに、むくっと起きて、散歩に出かけることに。
民宿近辺を把握しておこうと。
徳之島のねこ。
近くの海岸に。民宿から徒歩5分です。
海にそそぐ小川があり、そこに裸足で入ってみる。
ひんやりっ。
だんだんと日が暮れていきました。
海岸には私ひとり。静かに時が流れ、波の音と、
海鳥の鳴く声と。島にきたなぁって感じでした。
ゆったり散歩を終え、宿に帰り、19時から夕食です。
右の焼酎は、徳之島産の黒糖焼酎、「煌(きらめ)きの島」 。
ぬわぁんと、この焼酎、飲み放題なんです!
ほ、ほんとにいいんですかぁぁって感じです。
だって、1泊2食で、4,500円だったんですよ、民宿ときわや。
まあ、連泊だったんで、5,000円からの割引だったんですけど。
安いうえに、夕食では焼酎飲み放題・・・。
ありがたいことですなあ、ほんと。庶民の味方は民宿ですなあ。
良い気分で酔っ払いました。
この日は、広島の日だったので、
晩、NHKで吉永小百合の特集(原爆の詩の朗読を中心に)をしてて、
見ました。小百合はやっぱり偉大ですね。
「女優である前に、人間としてどう生きるのか」を、つねに考えているという。
番組をとおして、その謙虚さに、あらためて頭(こうべ)を深くたれたのでありました。
私はお気楽な酔っ払いでしたが。
徳之島の初日は、こうしてようやく終わりました。
まんぞく、まんぞく。
つづく。
すぎたさんありがとうございます☆
ほんと、子どもたちには、青く綺麗な海を体験させてあげたいですね。
民宿は、たぶん娘さんの趣味だと思うんですけで、
南方系というか、東南アジア系の雰囲気がところどころありました。
とってもよかったですよ。
投稿情報: 長久 | 2010年8 月21日 (土) 22:03
はがき、ありがとね~
民宿ときわやの看板がええわ
すごく好き・・・
子ども連れて牛窓の海水浴場に行ったらスッゴイ汚くて
「もう海は嫌い」と。
海の家のビニールプールで遊んで貝殻拾ってそそくさと帰ったわ。
それと瀬戸内海の貝殻って色気ないね・・・
きれいな海を見せてあげたい
それと、きれいな貝殻もいっぱい拾わせてあげたい親心・・・
投稿情報: すぎた | 2010年8 月21日 (土) 14:22
Ladybirdさん、コメントありがとうございます!(うれしはずかし)
くん製って、食べないといけないですね(笑)
訂正しました。ありがとうございました。
投稿情報: 長久 | 2010年8 月21日 (土) 08:09
時々,拝見しています.コメントは初めてかも.
(誤)アマミノクロウサギのくん製
(正)アマミノクロウサギの剥(はく)製
あげ足とりごめんなさい.
投稿情報: Ladybird | 2010年8 月21日 (土) 04:03