さきほど(19日夜)、岡山に帰ってきました!
あとちょっとだけ、宮古島の旅報告をしたいと思います。
17日に、宮古島のちょうど真ん中ぐらいに位置する、
「アリランの碑」に行きました。
2年前の2008年9月に、宮古島に「慰安婦」の人たちの悲しい
歴史を記録する碑が建てられたと知って、今度宮古を訪れた
さいには、ぜひ行ってみようと思っていたので、思いがかないました。
といっても、読んだ本に地図や正確な住所はなく、
地名と、「自衛隊の駐屯地がすぐ見える場所」という情報だけを頼りに、
探しました。けっきょく、近くの住民の方に場所を聞いて、やっと発見。
看板も目印もなく、ほんとうにひっそりと建てられていました。
この言葉が、12か国の言語で刻まれています。これは日本語。
碑文は、日本軍性奴隷制度被害者の女性たちの故郷である、
12か国の言語で刻まれていました。
オーストラリア、ビルマ、中国・台湾、グアム、インドネシア、
マレーシア、日本、韓国、・朝鮮民主主義人民共和国、
オランダ、タイ、フィリピン、東チモール、ベトナムです。
ベトナムは、ベトナム戦争期、韓国軍兵士による性暴力被害を
受けたベトナムの女性のために刻まれています。
この与那覇さんの意志から、この碑をつくる活動が出発しています。
与那覇さんは、小学校5年生であった戦中、「慰安婦」の方を実際に見ていたそうで、
そのときの記憶が忘れられず、「彼女たちのために」と、
ご自身が所有する土地の提供を申し出られ、この碑の建立になったそうです。
ほんとうに、人知れず場所に、アリランの碑はありました。
でも、すごくこの碑が立った意味は大きいと思います。
けっして消しては行けない事実。
それを加害の側の国の、人間の意志で刻んだわけですから。
相方と2人で、静かに碑の前で黙祷しました。
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