きょう(23日)の午後、生協労組おかやまパート部会の
執行委員会の学習会に。
おつかれさまです。
テーマは、賃金論。
ほんとうに、「基本のところ、マルクスの賃金論をお願いします」
という要請だったので、はい、そのまま賃金論を語りました。
最初に、「あなたにとって、賃金とは何ですか?」という
質問をだし、それぞれ紙に書いてもらいました。
生活に必要、というのが一番多かったですが、
やはり「労働の報酬」という記述も数名から。
「じつは、賃金とはそもそも、労働の対価、
働いた結果への報酬ではありません!!」
・・・という話をしました。
詳しくは、『学習の友』12月号に書く、
「賃金をめぐる逆転現象」をお読みください(笑)
まだ原稿何も書いてないけど(汗)。
しかし、パート労働者が、「そもそも賃金とは?」という
学習会をすること自体がすごいなーと思いますが、
そこには、パート労働者だからこその説明や工夫も必要だなと、
学習会をしてみて思いました。
だって、現実は、3時間とか4時間とか5時間労働。
しかも時給で支払われる。
「労働力の再生産費」という“賃金のそもそも”も、
工夫して説明しないと、なかなか現実とかけ離れすぎていて、
頭では賃金の本質を理解できても、
じゃあどうすれば?という次の行動への力になりにくいのかなと。
今後の課題とします。
「賃金は労働の対価として支払われているものだと
思い込んでいたので、今日の話はまさに目からうろこ
状態でした。社会全体が、『労働力を生み出すために
必要なお金が賃金』という考えになれば、どんなに
幸せでしょう」
という感想文を書いてくれた方がいました。
科学を学ぶことの意義をあらためて実感します。
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