最近読み終えた本。
『時間を作る、時間を生きる-心理的時間入門』
(松田文子編、北大路書房、2004年)
うーん、期待どおりの内容でなかった。
それぞれ知識としては知っておいたら
おもしろいことかなとは思うけど、
もっと深い考察・目からウロコの発見が
ほしかった。
『15分あれば喫茶店に入りなさい』(齋藤孝、幻冬社、2010年)
たまたま「10分時間があるな」と
思って立ち寄った本屋さんでみつけました。
もう、題名だけで「買い」でした。
基本、齋藤孝さん好きだし。
私は、30分あれば喫茶店に入る人ですが、
15分か~と思いながら読みました(笑)。
まあ、そこまでするか~と思ったりするところもありますが、
まったく楽しい読書でした。
なぜなら、私も、喫茶店をこよなく愛する人間です。
その用途は多様でありまして、
「本を読む」は基本の活用形態ですが、
「仕事の方針や課題・アイデアをノートに書いたり整理したりする」
「大事で真剣な話を人とするときには、絶対喫茶店」
などです。
ちなみに、岡山県学習協の近くにも、喫茶店はあります。
①徒歩1分のところに、「koiki」というオシャレなお店があります。
ここは、ランチ、夜御飯も食べれますが、けっこういつも
若い女性などでいっぱい。でも15時~17時頃はわりとすいてます。
ここで読書や集中して仕事をする、人と話をする、などよくあります。
②徒歩2分のところには、「カナディアン」という、
「喫茶店らしい喫茶店」があります。食べものはトーストぐらいです。
ここのミックスジュースは、夏の季節のお気に入りです。
また、ここは、「koiki」とはまったく雰囲気、客層が違います。
サラリーマン、近所のおじちゃん・おばちゃんなど。
でも、いつもすいている(笑)ので、環境は抜群にいいです。
ここも、よく読書や人と話をしたりするのに使います。
③めったに使いませんが、岡山大学病院のなかの「スターバックス」。
じつは徒歩5分でいけちゃいます。
ただここは病院内ということもあり、「喫茶店独自の空気感」と
いうものがなく、若干落ちつきません。だから、あまり行きません。
でも飲み物の種類でいえば、間違いなく一番多いと思います。
私は、とにかく喫茶店が好きで、
喫茶店のなかで読書をしているときは、絶対的幸福時間です。
齋藤さんも指摘してましたけど、
喫茶店も変化してきていて、昔はほんとうにお茶を飲んだりするだけの
場所であったのが、「勉強するところ」「読書する空間」という要素も
色濃くなってきていると思います。
ファミレスとかもそうだけど、「ここには勉強しにきた」という人、
けっこういるもんね。
事務所付近以外でいうと、「珈琲館」などはよく使います。
あとは「モスバーガー」も、人が少ないので読書には最適です。
だいたい「あの地域にはあそこに喫茶店があるな」ということは
頭に入っています☆ ビバ!喫茶店!
以下、齋藤さんの著書から、
「同感!!」と思った箇所のメモ書きです。
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どんな仕事も、とりかかるときがいちばん面倒くさい。
(略)ものぐさな人間なのに、仕事はたくさんしたい。
このギャップを埋めるための場が喫茶店です。
喫茶店には人の目があります。家のソファのように
ゴロンとダラけることはできません。一方で、ではそれ
ほど堅苦しいかというと、コーヒーなどの飲み物があっ
て、のんびりリラックスできる自由な雰囲気があります。
その「ちょっとだらけた公共性」が、自分をコントロール
するのに最適です。だから仕事モードのスイッチが確
実に入ります。それが喫茶店です。
喫茶店では、他の場所では考えられない濃い密度の
集中力で仕事や勉強に取り組めます。したがって、驚く
ほど効率よく「やるべきこと」がはかどります。
私は新しいアイデアを「考える」とき、必ず喫茶店に
向かいます。(略)喫茶店で「考える」内容は、ポジ
ティブで生産的です。
喫茶店にわざわざ何百円ものお金を払うのは、コー
ヒーではなくて空間を買っているからです。「リラックス
していて、なおかつ生産的」な、その空間で、少しでも
前進するための思考を巡らせるべきなのです。
手を使ってノートに書き込んでいるときに、頭は最高
度に働きます。そこからアイデアがポンと生まれること
があるので。ノートはアイデアを引きずり出すための
土俵といってもいいでしょう。
仕事や日常生活から切り離された空間に1人座り
整理をしていくと、メンタル・コンディションが整います。
喫茶店は自分のメンタルを整えて、もう1度フラットに
する場ともいえるでしょう。
かつての喫茶店は、「そこで若者が語り合う場」で
したが、いまの喫茶店は、「大人が勉強をする場」と
なりつつあります。少なくとも、「喫茶店で勉強する
こと」は、いまでは少しもおかしいことではありません。
「15分あったら、とにかく喫茶店に入れ」ということ
に尽きます。このコツを覚えると、今度は喫茶店以外
の場所を「喫茶店化」することが上手になります。いち
ばん向いているのは、電車のなかです。
喫茶店やカフェに加え、ファミレスやファーストフード
店まで含めると、朝から深夜まで1日中開いていて、
誰もが自由に立ち入りできる場所が日本にはこれだ
けたくさんあります。向上心のある人にとって、常時
戦い続けるための拠点がこれほどまで街中に確保
されているのです。
書斎や図書館に流れているのとは対照的な、自由
人の空気、つねに移動できるボヘミアンの空気が私は
大好きです。そのような空気が流れている喫茶店とい
う場所を利用するために、待ち合わせ時間を30分遅ら
せてでも、意識的に隙間時間をつくるようにしています。
喫茶店を「書斎化」することで勉強や仕事のモチベー
ションを高めましょう。
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喫茶店は私にとって落ち着く場所の筆頭です。
あんみつさんも家計の許す範囲でぜひ☆
投稿情報: 長久 | 2010年12 月14日 (火) 23:35
家計を預かる主婦としては、
喫茶店の出費がもったいなくってめったに行っていないな~。
でもその空間や時間を買っている?と思えば確かに安いものかもしれませんね☆
年末のこの忙しい時期だからこそ、久々に行ってみようかな~。
投稿情報: あんみつ | 2010年12 月14日 (火) 19:46
こなつさんミスドで資本論とは、いいですね~(というかスゴイ)。
マルクスも、喜んでいることでしょう(笑)。
私も、お気に入りのお店探し、いつもアンテナをはっております。
投稿情報: 長久 | 2010年12 月14日 (火) 18:24
私も喫茶店、カフェが大好きです。
ミスドで資本論なんかを読んだりもします。家では、ついダラダラしてしまいますよね。
お気に入りのお店を見つけるために、日々、努力中です。
投稿情報: こなつ | 2010年12 月14日 (火) 17:18