きのう(23日)は午後から、
若者たちの平和活動グループ「Peace Piece おかやま(PPO)」の
核ZERO講座の1回目。
夏にむけて、学習をきちんとしていこうという目的で。
参加7名。若者は、みな活動家ばかりでした。
なかなか広がらないのは、どの活動でも共通の悩みですな。
まあ、スロースタートということで、これから広げていきましょう。
第1回目は、「8月6日ヒロシマ 被爆の実相」ということで、
私のほうから約1時間の講義、その後45分ほど感想交流。
講義資料はこちら(PDF)。
PPO(1)hiroshimaをダウンロード
冒頭、「なぜ被爆の実相を学ぶのか」ということで、
①核兵器廃絶の願いと運動の「起点」
②日本でも世界でも、草の根の運動と「被爆の実相普及」が
今後ますます重要に。
と強調しましたが、
最近イギリスのBBCテレビのお笑い番組が、
広島と長崎で二重被爆した山口彊(つとむ)さんを
「世界一運の悪い男」として笑いのネタにしたという
ニュースがありましたが、
「これも被爆の実相普及がやはりまだまだ足りない
ことの一つのあらわれ」という話をかなり怒りながらしました。
ほんとうにこのニュースを聞いた時はあ然としましたよ。
ちなみに、山口さんの著書『ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆』は
2年ほど前に読んでいて、このブログでも紹介しています。
(こちら)
講義では、「被爆の実相を学び伝える視点」として、
2点強調しました。
①「何万人死んだ」「「何千度の熱線が」など、原爆の
恐ろしさを、“数字”だけで語ることしかできなければ、
核兵器との本当の対決にならない。核兵器の特徴の
ひとつは、その「無差別性(個を消す)」にある。
②そこにいた1人ひとりが、どんな死や生を強いられ
たか。そこにどんな痛みや怨念(おんねん)や苦しみ
が生まれたのか。「個人」の痛みを知り、それを浮き
彫りにしてこそ、被爆者に強いられた原爆の残虐性・
非人道性の共通性も見えてくる。
この視点にたって、この日の講義も行いました。
被爆者の証言や原爆の絵をたくさん紹介しました。
参加者も、しっかり受けてとめてくれていたようです。
次回(2/27)は、「8月9日ナガサキ 被爆の実相」です。
ぜひご参加ください。
みきさんもぜひ参加の条件があるときは来てね!
最後の講義は初めて話す内容です。
投稿情報: 長久 | 2011年1 月25日 (火) 10:28
核ゼロ教室の、いちばん最後の抗議が聞きたくてうずうずします(o^∀^o)
まだまだだいぶ先ですねp(´⌒`q)
投稿情報: みき | 2011年1 月24日 (月) 21:28