全国労働組合総連合(全労連)からの
メールニュースno.97を、そのまま転載します。
以下。
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◎◎◎◎◎東北関東大震災特集◎◎◎◎◎
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★本号のもくじ
●全労連ニュース
・「医療・生活救援隊」第2陣出発
・被災地から
・単産・地方組織に「対策本部」次々と設置
●【ニュースあれこれ】
・緊急募金活動を実施
・チリ地震津波経験者からの意見
●お役立ち情報
●行政資料等
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☆各地の取り組み等についてメールしてください。
発信していきます。
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【全労連ニュース】
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★「医療・生活救援隊」第2陣出発
全労連、全日本民医連、農民連が共同
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全労連、全日本民医連、農民連が共同で編成した「医療・
生活救援隊」の第2陣が3月15日、全労連会館を出発し、
宮城県労連と宮城県塩釜市の坂総合病院に向かった。
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★★被災地から★★
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◆宮城県労連
〈全県的な状況について〉(14日 13時20分現在)
いま、圧倒的な食料品不足の状況になっています。
コンビ二も一部で営業をしています。八百屋なども一時
開店するところもありますが、長蛇の列になりすべてのお
店で、品切れ状況になっています。避難所についても、
給水車が来ず、水も無く、物資も届かない地域が出て
います。ガソリンも給油できず、身動きも出来ない状況
です。灯油も一部での販売のみになっています。
◆福島県労連
福島県労連事務所(福島市五月町)は、書類は散乱
していますが、建物は大丈夫です。水道の断水が続い
ていますが、電気、ガスは大丈夫です。ガソリンと灯油
の不足がめだってきました。
福島県内で被害がひどいのは、太平洋側の相馬市、
南相馬市、いわき市小名浜などですが、南相馬市の
組合員から本人・家族は無事ですが、自宅は津波で
流失したという報告をうけました。現在、組合員一人ひ
とりとつながる努力をしていますが、なかなか連絡が
とれないのが実情です。加えて、原発事故も重なり、
被害の深刻化が心配です。
◆青森県労連
青森は多くのガソリンスタンドが閉鎖、あいていても
長蛇の列で1台10リットル程しか入れられず、ガソリン
難民化しています。 そのため、県内の緊急でない行事
もほとんど中止となりました。 灯油も供給制限にはいっ
ており、事務所が寒くてもなんとか仕事できますが、ガ
ソリンが底をついたら、出勤自体が困難になり、それが
目下の心配です。 郵便局やヤマトなどの配達もストップ
し、救援物資を送りたくても手段がない状況です。
青い森鉄道は青森・浅虫間は運行していますが、浅虫
より南(八戸・いわて方面)は復旧の目途がたっていま
せん。スーパーでも一部商品が入手困難になりつつあ
ります。 青森は地震の被害は少なかったのですが、そ
の後のライフラインの混乱に驚いています。
◆いわて労連
岩手では、3月13日労働組合、民主団体、共産党の
各代表が集まり、「東日本大震災岩手県共同対策本
部」を設置しました。本部長に鈴木露通いわて労連
議長がなり、事務局をいわて労連内に置くことになり
ました。
今回の大地震・大津波による被害はあまりにも深刻
で、現在、行方不明者の救助や捜索に全力を上げて
います。被災地の沿岸部に通じる主要道路は通行止
めになっており、自衛隊や救助隊などの通行のみ可
能でそれ以外の通行はできません。また、ガソリンな
どの燃料が確保できない事態ともなっており、現在は
救援物資の輸送やボランティアが現地に入れない状
況です。
◆道労連
道労連は3月15日、「東日本大震災被災者の救援、
道民の安全のための防災対策強化を求める緊急要請」
を北海道知事に行いました。
◆日本医労連
○盛岡医療生協
物が落ちたりしたが病院・施設とも患者・職員全員
無事。食堂に集めて乗り切った。今は通常診療して
いる。ガソリン不足なので患者さんのバス優先にし
ている。物品や薬品は足りているが大変な状況。
○仙台社会保険病院
一部病棟が破損したものの、他病棟で対応。電気
は復旧。断水したが、県から水を供給され、透析患者
受け入れも行っている。
◆全印総連
岩手県北上市にあるあかつき印刷北上工場(3/15
斎藤勇さん情報)
現在自宅待機中です。給油制限でガソリンの確保が
難しい状況です。震災後3日目で電気は復旧。北上
工場から海岸線まで車で2時間の距離にあり、道路が
寸断され通行止めで車両が入れない状況です。救援
物資はヘリで輸送している模様です。破損した輪転機
は修理して使用できることになりました。
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★単産・地方組織に「対策本部」次々と設置
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◆日本医労連
日本医労連は、田中千恵子中央執行委員長を責任
者に同震災の「対策室」を設置。泊込み体制を敷くな
か加盟組織を通じて現地の医療状況や組合員の安否・
被災状況の把握に努めています。また今回の大震災
について、中華護理学会(中国看護協会)・李秀華会長
から「大地震の報道に驚いています。何か応援できな
いでしょうか」とメールがあり、韓国保健医療労働組合
(KHMU)のユ・ジヒョン書記長からも見舞の電話が寄せ
られています。
◆建交労
建交労中央本部は、大震災の発生後から被災した
地方を中心に組合員の安否と組織の状況を掌握する
とりくみをすすめてきました。3月15日開催した第14
回常任中央執行委員会で、藤好中央執行委員長を
本部長とする「東日本大震災建交労対策本部」を正式
に設置し本格的な対策に打って出る体制を確立しました。
◆自治労連
自治労連本部の柴田副委員長ら5人は3月15日、
青森空港を経由して、レンタカーで盛岡入りし、16時
過ぎに岩手自治労連(盛岡市)に到着。県本部内に「東
日本大震災」自治労連現地対策本部を設置しました。
「現地対策本部」と岩手自治労連の合同会議を開催
し、経過と現状の交流を行い、今後の当面の救援と
中長期をにらんで対応していくことを、確認しました。
◆福祉保育労
福祉保育労は、12日に緊急4役会議を開催し「震災
対策本部」を立ち上げました。当面、情報収集と募金
を中心にとりくみを進めていきます。
「現地への激励」を中心とする【ブログ】を立ち上げま
した。応援メッセージを書き込めて、現地からも情報が
入ります。
◆京都総評
京都総評は、3月14日、東日本大震災救援対策本
部(本部長岩橋議長)を設置しました。事務局を京都
総評事務局内とし、今後、現地情報と救援の取り組
み情報を共有し、相互連携をとりながら、取り組みを
推進していきます。第1回の会議では、救援カンパを
取り組むことを確認。早速合同繊維からタオルを
送る準備を始めたとの連絡が入っています。
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【ニュースあれこれ】
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★緊急募金活動を実施
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◆大阪労連
大阪労連事務局は、共済事務局・大阪市地区協事
務局・地域労組と共に、3月14日、天満駅頭で緊急
募金活動にとりくみました。突然に家や職場、生活
基盤そのものを奪われ、またいまも救助を求めてい
る被災者の方々に「いますぐできる支援としてカンパ
活動は極めて重要です。交通網やライフラインが寸
断されたままでは物資の送付・運搬や人的支援もま
まなりませんが、送金はできます」と呼びかけました。
通行人や近所の店舗から、「知人が被災した」という
方、「自分にも何かできないかと思っていた」という方、
「これで2回目の募金ネ」という方などなど、老若男女
を問わず、多くの方の協力をいただきました。中には
「これは大阪労連のカンパですよね」とわざわざ確認
して協力してくれた方も。わずか30分間のとりくみで
したが、合計43,604円のカンパとなりました
◆兵庫労連
兵庫では、阪神・淡路大震災後に結成した、「阪神・
淡路大震災救援・復興兵庫県民会議」の主催で、3月
15日正午から、神戸元町大丸前で、「支援募金」活
動を取り組みました。50人が参加し、募金29万余円
が集まりました。産経や読売も取材に来ていました。
以下省略しました。
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