きのう(9日)は、81期岡山労働学校の第5講義。
参加は先週からぐんと減ってしまい、12名。
労働学校は、参加すること自体が「たたかい」だと、
つくづく感じます。
受講生のみなさん、ふぁいと!
こちらは講義終了後の討論のようす。
きのうは、
「資本主義を生み出す力となった思想・世界観」
というテーマ。
冒頭、「このテーマを1回で話すことは、無理だと
わかりました。次回も続きをやります」と正直に語る。
そういうことで、2回にわけて話をします。
(全体のカリキュラムは、後半でなんとか調整します)
このへんの時期って、ほんとうに面白い学習材料が満載です。
そんなわけで、今回は、ルネサンス期がメイン。
ルネサンスとはなんだったのか、
そのなかで自然哲学者が果たした役割、
とくにコペルニクスが地動説を提唱した意味、
真理を広げようとする先人たちのたたかい、
などにスポットをあてて、話をしました。
けっきょく、
レジュメには書いていたベーコンまでたどり着けず…。
来週は、ベーコン、デカルト、ディドロ、ロックなど。
わー、来週もたいへんです(汗)。
いつも、できるだけできるだけ、
現代的な教訓、参加者が自分の生き方や活動に
引きつけて考えられるような材料を提供しようと思っています。
きのうの、コペルニクス、ブルーノ、ガリレイの話は、
その意味でも、すごく良かったみたいですね。
きのうのレジュメはこちら→Shihonをダウンロード
以下、参加者の感想文です。
「ルネサンスに生きた偉人は、暗黒時代をきり
ひらくために、闘った。少数派の戦いも、あけ
ない夜はないことを、歴史は証明していること
を学びました」
「『現在』につながる雰囲気を感じた。ルネサ
ンス、夢があり、発展があり、広がりがある
時代で、そこでレオナルド・ダ・ヴィンチの追求
のすばらしさがうまれたことが必然だったんだ
なと思った」
「『コペルニクス的転換』という言葉があるくらい、
コペルニクスさんの主張がそれまでの世界観を
根底からかえてしまうものだったとよく分かり
ました。 今の『常識』をつくるために、生涯を
かけた人がいた。私たちも今の時代のなかで、
真実を追求することが、次の時代の新しい『常識』
をつくれるということが印象に残りました」
「真実を知って、1人だけしか、その真実を知らず、
迫害、殺されても、自分の考えを貫き通すことは
なかなかできるものではないと思います。しかし
そんな人達のおかげで、今があるんだなと思い
ました」
「コペルニクスが『本』を出してくれたから、次の
世代までつながっているのだと・・・『本』って
すごいと思った。唯物論的立場をつらぬくことの
大切さ、大変さが時代の流れの中で理解できた。
100年がひとつの真実を認めさせるのに必要
だったこと、折れずに頑張らなくちゃと思いました」
「宗教が権力と結びつくとろくなことがない。
観念ありきなのでそれに事実を合わせようと
すると、技術が発達すると矛盾だらけになる
よなと思います。真理を求めてたたかった人
たち、かっこいいですよね」
「コペルニクスの地動説は、天文学だけでなく、
いろんな面に影響をあたえたのだと知った。
少数でも真理を追求する姿はすごいと思う。
今の時代を思う・・・」
なごみも少なめの7名。
この人数だったので、いつものお店でなく、
ちょっと小粋なカフェへ。
わたしはアップルティーを飲みました。
おいしかった~。
コメント
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