18日・19日の岡山労働学校学習旅行の1日目。
島根原発を学びに、現地へ行きました。
9時岡山を出発して、13時に島根原子力館に到着。
高台にある原子力館からは、島根原発の1号機と2号機が見えます。
ちょっとスプライトの色がついた建物が、原子炉建屋です。
右が1号機(停止中)、左が2号機です。原発を生で見るのは初めてでした。
さらに、まったく見えませんでしたが、
左手の山の向こうに、3号機を現在建設中です(完成率94%)。
またふれますが、この3号機は恐ろしく危険なしろものです。
稼動させてはなりません。
今日の朝日新聞に、島根原発の記事が(クリックすれば大きくみれます)。
位置はここです。宍道湖の北。
全国で唯一、県庁所在地にある原子力発電所です。
松江中心部からもたいへん近く、
10キロ圏内には、「島根県庁」「島根原子力防災センター」「松江市役所」
「松江赤十字病院」「島根大学」「県警察本部」などがあります。
福島第1原発の事故の場合をみればわかるように、
島根原発の事故が起きてしまったら、
これらの施設はまったく機能を果たせなくなります。
いったい、誰が住民の命と生活を守るのでしょうか。
20キロ圏内の人口は約20万人です。30キロ圏内は42万人。
ちなみに、先走って書くと、昨年、島根原発では
多数の点検漏れが発覚し、1号機・2号機とも停止していました。
中国電力管内には、原発はここしかありません。
そして昨年、原発が動いてなくても、あの夏の猛暑という
最高消費時期に、「電力不足」は生じませんでした。
すでに「原発なしでも大丈夫」が実証されていたのです。
中国地方では、原発依存率が16%と、他の地域と比べて低く、
永久に「脱原発」にふみきっても、大丈夫なのです。
1号機と2号機を停止させ、3号機を稼動させない。
あとは、新しい雇用と経済を生み出す方向性を持ちながら、
自然エネルギーにどれだけ急いでシフトできるのか。
そこが課題となってきます。
参加者みんなで、原発をながめるの図。
日本海に面した、山のなかに、島根原発はあります。
そういえば、周辺の区域は中国電力の敷地が広大に
あるのですが、まあ立派なスポーツ施設や建物が多かったですね。
さて、島根原子力館です。
左は、島根原子力館のマスコットキャラクターの「リッキー」くん。
なんで「リッキー」なのかな?
とずっと疑問だったのですが、当日は聞くのを忘れたので、
さっき電話で聞いてみたら、
「本名は力丸(りきまる)と言うんです。一般公募でいただいた名前です」
との回答でした。
原子力の「力」なんでしょうね。
参加者で
「あのリッキーって、ぜったい格納容器だよな~」
「かわいいゆるキャラだけど、あの中で核分裂反応起きちゃってるし」
という話題にもなりました…。
さて、では、原子力館のなかに入ります。
(つづく)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。