8月1日の後半です。
昼食を食べ終えて、ちょっと散歩。
猫ばっかりですみません・・・
歩く。
歩いたら、猫がいる。
黒猫集団が来襲!
からまれた! ごめんなさい!
天気が良かった。
上関原発の建設予定地がくっきり見えた。
さいきんモーレツにジェンダーの学習をしていて、
つくづく思ったことなんですが、
あらゆる政策決定の場、企業経営の場に女性が
もっともっと早く入っていたら、
原発なんてアホなものは人類はつくらなかったんじゃ
なかろうか、と(核兵器も)。
原発は、ぜったいに男社会が生み出したものですよ。
利権と地位。
大きいものは良いものだ、強いものは良いものだ、って。
電力会社も、原発メーカーも、ゼネコンも、
政治家も、経済産業省の官僚も、
主要なポストはみんな男ばっかりじゃないですか。
男の ばか ばか ばか ばか ばか ばか ばか!
(偏った、狭い見方であることをお断りしておきます)
変わらなきゃ!(もちろん女性も!)
82期の岡山労働学校「女と男のジェンダー論教室」に
参加してくださいね!(あれ? これがオチ?)
青が映える夏。
しばらく散歩したあとは、宿に帰って昼寝。ZZZ・・・。
夕方、むっくり起きて、原発デモの参加へと向かう。
港と空と雲。
夏の雲だ。
18時30分。港に面した広い道に、わらわらと島の人が
集まってきた。なんかすごく自然に集まってきたぞ。
島の人はみな、「原発反対」のはちまきをしている。
そう、ここ祝島では、毎週月曜日に、
上関原発建設反対の定例デモをしているのであります。
事前にそのことは知っていたので、ぜひ参加しようと。
去年のひとり旅の徳之島でも、
米軍基地反対のデモに参加したっけ(こちら)。めぐりあわせ。
この定例デモ、1982年に上関原発の建設案が持ち上がった
ときから、なんと約30年も続いているデモなんです。
すごくないですか? 30年!!
回数でいくと、千数百回。
犬も参加!
原発の被害はあらゆる生物におよびますからね。
福島の現実をみれば、明らかです。ペットの事態も深刻です。
犬も、言葉が通じればきっと、「原発いらんわん!」と
意思表示することでしょう。
最初に情勢報告的な話がありました。
上関原発の建設反対署名がついに100万人分集まり、それを
経済産業省(だったっけ・・・あいまい)に持っていったというような
内容でした。
報告が終わると、隊列をくんで、いざ出発です。
わたしは真ん中ぐらいの位置につけました。
わらわらと集落の中を歩きます。
「原発はんた~い、えーいえーいおー」
「きれいな海を守ろーう、えーいえーいおー」
シュプレヒコールはこの基本この2種類。
すごくシンプルなんですけど、
この島で発する言葉だからこその、重みを感じました。
集落のなかを歩いたら、ふたたび港の道にでた。
そしてまた狭い道を入っていく。
こんなにひんぱんに、くねくね曲がるデモは、初めてでした(笑)
犬も歩く。
狭い道を、歩きながら、シュプレヒコールをくりかえす。
おばちゃんたちは世間話もしつつ(笑) すごく楽しい雰囲気のデモ。
約30分間、歩いて、出発地点に帰ってきました。
さいごに、「えーいえーいおー!」のガンバロウ!
上関原発ぜったいいらない!
必要ない!
これは来る前から、理屈の上ではわかっていたことですが、
この島に立ち、海と自然にふれ、島の人と話をするなかで、
理屈以上の、人間としての全感性をふるいたたせて、
「上関原発つくるな!」の声をあげたい、と思いました。
そして!
写真でなんとなくわかっていただけるかもしれませんが、
女性の参加が圧倒的でした。8割は女性でしたね。
子ども、男性がそれぞれ1割ぐらい。
総勢100人ぐらいはいたんじゃないでしょうか。
わたしのような今回だけ飛び入りの人もけっこういました。
人口500人足らずの島の、力強いデモ。
その中心は、女性。
30年続いているその底力の源泉について、深く納得したような
気持ちになりました。
島のおばあちゃんの、ねじりはちまき姿、
本当にかっこよかった。
5日目につづく。
0時の親父さんありがとうございます☆
祝島は人間くさい島です!
投稿情報: 長久 | 2011年8 月11日 (木) 17:35
いいですね!島の息吹が伝わってくるようです!
投稿情報: 0時の親父 | 2011年8 月11日 (木) 13:51
昔は300人ぐらい参加したときもあったそうですよ。
とても楽しいデモでした。女性が中心だといいね。
投稿情報: 長久 | 2011年8 月11日 (木) 11:49
すごい!
島民の2割が参加!?
しかもその8割が女性!!
いつの時代も女性は強いですねぇ。
投稿情報: ともき | 2011年8 月11日 (木) 09:48