レーニン『マルクス主義の三つの源泉と三つの構成部分』より。
弁証法について、
「永遠に発展していく物質の反映をわれわれにあたえる、
人間の知識の相対性についての学説」
マルクスの哲学は、
「偉大な認識の道具」
レーニン『カール・マルクス』より。
「すでに経過した諸段階を繰りかえすかのように
見えながら、それとはちがった、いっそう高い基盤
のうえでそれを繰りかえしている発展(「否定の否
定」)、直線的ではなく、いわば螺旋(らせん)を
えがく発展-飛躍的な、激変的な、革命的な発展-
「漸次(ぜんじ)性の中断」、量の質への転化、-
ある現象の範囲内で、またはある社会の内部で、
ある物体にたいして、作用しているさまざまな力や
傾向の矛盾、衝突によって生みだされる、発展への
内的衝動、-それぞれの現象のすべての側面(しか
も、歴史はたえず新しい側面をひらいている)の、相
互依存性ともっとも緊密な、切り離すことのできない
連関、単一の、合法則的な世界的な運動過程をな
している連関-これらが、(普通の発展学説にくら
べて)、いっそう内容の豊かな発展学説としての弁
証法の若干の特徴である」
唯物史観について、
「およそ唯物論が意識を存在から説明するものであっ
てその逆でないとすれば、人類の社会生活に適用さ
れた唯物論は、社会的意識を社会的存在から説明
することを要求していた」
「このような変革を考察するにあたって、自然科学的な
正確さをもって確認できる経済的生産諸条件の物質
的な変革と、人間がこの衝突を意識して、それをたた
かいぬく法律的、政治的、宗教的、芸術的あるいは
哲学的な諸形態、つまりイデオロギー的な諸形態とを、
つねに区別しなければならない」
(レーニンが、マルクス『経済学批判』から引用)
「人間は自分で自分の歴史をつくる。しかし、人間の、
しかも人間大衆の動機はなにによって決定されるの
か、たがいに矛盾する思想や志向の衝突は、なにに
よってよびおこされるのか、人間の諸社会の全集団
のこれらのすべての衝突の総体はどのようなものか、
人間の歴史的活動全体の土台をつくりだす物質的
生活生産の客観的諸条件はどのようなものか、これ
らの条件の発展法則はどのようなものか-マルクス
はこれらのすべてに注意をむけ、歴史を、ものすごく
多面的で矛盾にみちてはいるが、合法則的な、統一
した過程として、科学的に研究する道をしめしたので
ある」
ゆみたくん難しいこと書くなあ(刺激になって嬉しい)。
また意見交換しましょう!
投稿情報: 長久 | 2011年10 月26日 (水) 20:34
螺旋(らせん)をえがく発展、飛躍的な、激変的な、革命的な発展を僕たちの生きる社会はしているわけですが、ゲーム理論的に言えば、僕たち労働組合は「交渉ゲーム」を繰り広げていることになります。
ゲーム理論では社に会は一定の法則があり、人間はその法則に沿ってもっとも合理的な選択をしているとみなします。(実際には非合理的に見える選択もことも、思考の過程では合理的といえる。)
つまり、社会発展には一定の法則があのだから、根本的な要求は変わらない。時代とともに情勢が変化し、それに伴う要求と課題が出現するために発展しているように勘違いしている。
時代の変化と社会の発展も区別しなけないと思います。
最近どうも行き詰まりを感じるのは、根本的な部分が何らかの法則にとらわれて変化が抑え付けられているからなのかも。
投稿情報: ゆみた | 2011年10 月26日 (水) 17:42