きょう(1日)は、午後から、
全日本国立医療労働組合(全医労)の岡山地区定期大会で、
30分のミニ講演に。
場所はコンベックス岡山。去年の祝う会以来…。
自宅からすぐ☆
全医労の岡山地区の執行委員会では1度か2度、お話した
ことがありますが、定期大会は初めて。ちょっとだけ緊張。
定期大会が行われる、となりの会議室では、
なぜか「韓流 Festival」なるものが。傘がロビーにあふれていた…。
これって、部屋の飾り用?? それとも実際に雨の日に使うのか…?
会場の部屋には、ところ狭しと関連グッズが並べられていました。
もちろん外から見ただけですけど
さて、13時半から定期大会の開始。
議長選出、来賓あいさつなど。
この間に、配られている資料をサササと眺めつつ
あいさつの内容を聞いて、全医労をとりまく情勢や
課題などをできるだけ知っていく。
そして、14時からミニ講演でした。
「労働組合活動が楽しくなるために-そもそもを磨く」
というタイトルにしました。
組織拡大や若い世代の結集が、
とても大きな課題になっているようで、
そういう問題意識から、この内容となりました。
概要は、以下。
一。『聴く』『集まる』・・・労働組合のそもそも
1。つい最近読んだ本から
◇『ルールがわかれば変わる 看護師の交代勤務』
(佐々木司、看護の科学社)
◇『ルポ 職場流産-雇用崩壊後の妊娠・育児』(小林美希、岩波書店)
◇『助けてといえない-いま30代に何が』
(NHKクローズアップ現代取材班、文藝春秋)
*本当に切実な「声」というのは、それを表現できる場がないと、
けっして表に出てこない。
*痛みや切実さというのは、とても個別性が高いので、「わかった
もの」としないで、「寄り添う」「聴く」「信頼関係」の構築が必要。
「自分自身はけっして感じたことのない他人の感情のただなかへ
自己を投入する能力を、これほど必要とする仕事」
(F・ナイチンゲール『看護覚え書』)
「労働組合は、異常に不利な環境のために無力化されている
農業労働者のような、賃金のもっとも低い業種の労働者の
利益を細心にはからなければならない」
(K・マルクス「労働組合 その過去・現在・未来」)
2。「集まる」ことの意味と役割
◇労働組合は、なぜ「パブから生まれた」のか?
*『学習の友』2011年2月号の私の文章「集まる、ということ」より
(別紙資料)
二。労働組合活動が楽しくなるために
1。「労働組合そもそも講座」(別紙資料)より
2。学びの力-目的意識性と継続
◇「3年は続けてください」-福祉保育労組岡山支部の経験から
◇月刊誌『学習の友』の活用を、岡山労働学校にぜひ参加を
さいごに
「私たちは、どんなことにしろ、そのものの意味を知らなけ
れば、それを大切にしたり愛したりすることは出来ない。現
実を理解しなければ、それを愛し、そこに働きかけてゆく人
間の歴代の努力のうけつぎ手として今日生きているよろこ
びや感動を味わうことも出来ない」
(宮本百合子「若い娘の倫理」)
以上。
想像していた時間配分どおりに、
しゃべれたと思います。
次につながれば、いいなあ。
町長選挙で争点になったのは、岡山テルサ、という建物です。
テルサは主要は宿泊施設ですが、
コンベックスはイベント会場の貸し出しがメインです。
距離的にはすごく近いです。
投稿情報: 長久 | 2011年10 月 2日 (日) 07:43
コンベックス岡山とこの間の町長選挙で問題になっていた建物とは違うんですか?
投稿情報: ぶらざ | 2011年10 月 2日 (日) 07:12