数年ぶりの徹夜???
というぐらい、25日の企画(仕事ではないが)に
向けてやることがてんこ盛り。わお。
ブログ更新もなかなか・・・。
ということで、数日前Facebookに載せたものを
そのまま掲載(正直に…)。
以下。
11月に出版された、
『メディアをつくる-「小さな声」を伝えるために』
(白石草、岩波ブックレット)を読みえ終えての感想。
若干長め。
私たちは、よくマスコミ批判をします(されて当然の実態ですけど)。
マスコミは影響力が巨大なので、まともな報道をするように
批判したり意見したり、感想を寄せたり。これはすごく大事なこと。
でも同時に、一生懸命マスコミ批判をしている人でも、
自分(たち)のメディアをもっともっと多様な形で
育てていこうという人は、まだまだ少ないように思います。
運動団体でも、日々の活動を、広く広報したりする
総合的な戦略が弱いと思います。あまり議論されていない。
でも、いまは、「自分たちのメディア」を育てられる
可能性が、すごく開けている時代になってきています。
本書の最後に、イタリアで生まれた言葉、
「メディアをうらむな、メディアをつくれ」というものが
紹介されていましたが、いま、それが必要ではないでしょうか。
著者の白石さんは、自分の経験から、
以下のようなことを述べられています。
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テレビ局を辞めたばかりの頃、私は「素人の制作した映像
など、見るに堪えないのではないか」と思っていた。しかし、
私が「素人」と思い込んでいた人は、「素人」ではなかったの
だ。彼らは、生活や仕事など様々なフィールドで活躍する「プ
ロ」であり、問題に向き合う姿勢は、一時的に「ネタ」として
取材するプロのジャーナリストに比べ、より真剣である場合が
少なくない。
…地に足をつけて日々、自分の分野でコツコツ仕事をしている
人たちの知識や経験に学ぶことがあまりにも多いことに気づい
たのである。
…ジャーナリズムの語源は、「日々書く日記」だと言われる。
個人個人が尊重される、より公正で平等な社会を目指すには、
国益を優先しがちなマスメディアに頼るのではなく、社会を
構成する個人が自ら情報の担い手となり、情報の多様性を確
保するしかない。
…映像のみならず、まさに「日記」であるブログを含め、多
くの個人が日々を記録し発信することこそ、権力から距離を
置いた新たな『ジャーナリズム』が実現できる。
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そうだな、と思いました。
私たちは、自分のフィールドでは、「プロ」です。
経験・学習の積み重ねがあり、他の人たちよりも問題意識は高い。
だからこそ生みだされる言葉、表現がある。
それを、広く伝えていく。
とくに、ときどき配るチラシや機関紙とあわせて、
それこそ毎日毎日、自分たちの仕事や活動、
必要な情報・知識を広報する手段を、
いま持つ必要があるかなと思います。
ネットは、その有効な手段になるとも思います。
と、いろいろ書いてるけど、学習運動もまだまだ。
もっともっと発信していかないと!
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